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ジミー益子監修 オールデイズ・レコード PRESENTS
『60'S ガレージ・ディスク・ガイド』連動リイシュー・シリーズ第1弾
黒いタートルネックに黒の皮パンツ、皮ベスト、片手に黒皮手袋で5人全員が黒髪のマッシュルーム・カット。黒いオルガンに黒いドラムキット、うなる低音のファズ・ギター、異様なまでにタイトなサウンド、身をよじらせながら歌う歌詞は「俺の社会生活は破綻した! 俺の名前は本当の汚泥だ!」。ミュージック・マシーンは当時こそ1発屋の扱いだったものの、パンクの時代を通過した1980年代後半には再評価され始め、現在では60'Sガレージの代表バンドとしてゆるぎない評価を受けている。ショーン・ボニウェルが作り出したプログレッシヴかつパラノイア的な歌詞と特異な曲調、攻撃的なバンドのイメージは、特異であるがゆえ時代を超越してインスピレーションをあたえ続けている。
このアルバムはミュージック・マシーンのオリジナル・メンバーによる唯一のアルバムだ。ショーン・ボニウェルのコンセプトに基づいてメンバーが作り上げていった独自のロックがここにある。ボニウェルの難解な内的イメージを重ねてゆく歌詞はある意味、ドアーズに先駆けるものでもあったがサイケデリックが花開こうとしている時代の波のなかではポピュラリティを持つものではなかったのだろう。メンバーもアシッドによる影響はなかったと発言している。改めて1970年代末に出来たガレージ・パンクという言葉が最もミュージック・マシーンの音楽を適切に言い表しているように思えてならない。
解説:ジミー益子
MUSIC MACHINE / ミュージック・マシーン