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大好評のDAN PENNデモ・シリーズ第1弾、2000年作CD『BLUE NITE LOUNGE』もディストリビューション開始!
毎回、大好評を博しているDAN PENNのデモ・シリーズは、DAN PENN自身が書いた本作のライナー・ノーツによれば下記のように始まりました。
1997年のとある日、ナッシュビルにあるDAN PENNの自宅を訪ねた、友人であり作曲等の仲間であるBUCKY LINDSEYがルイジアナまで釣りに行こうとDAN PENNを誘ったことが全ての始まりでした。釣りの好きなDAN PENNが同意し、さらに作曲もしたいと提案。それにはキーボードが必要ということで、元STAXのセッションマンでBOOKER T.後のTHE M.G.'Sにも参加したピアノ・プレイヤーCARSON WHITSETTが参加。1997年10月17日、かくしてDAN PENN、BUCKY LINDSEY、CARSON WHITSETTの3名は、ギブソンのギター、ベース、デジタル・キーボードと8トラック・テープ・マシンをDANの1982年型GMCのヴァンに積み込んで旅に出ました。なお、BUCKY LINDSEYの従兄弟が所有していた湖近くの丸太小屋がアルバム・タイトルとなった"BLUE NITE LOUNGE"です。
ルイジアナ州はセント・フランシスビル近辺をドライヴしながら発見したのがグレイス・チャーチと呼ばれていた古い教会で、その中にあった古いパイプ・オルガンにいたく感銘を受けたDAN PENNがそのパイプ・オルガンを使用してレコーディングしたい思いにかられて作曲したゴスペル・ソングが、"HOLDING ON TO GOD"。CARSONがキーボードをプレイし、DAN PENNが唄って8トラック・カセットにレコーディングしたのがこのアルバムに収録された楽曲の最初の曲となりました。なお、その後、教会の許可を得て、CARSON WHITSETTがパイプ・オルガンを弾いています。
初のルイジアナへの旅では3~4曲を作曲。更なる2度の旅をメインにアルバム収録曲は増え続けて行きました。"WHERE YOU GETTIN IT"と"LEMONADE MAN"ではROGER HAWKINSが、"FUNKY FOLKS"ではREGGIE YOUNGがゲスト参加。"YOU DON'T MISS WHAT YOU NEVER HAD"はAL KOOPERとDAN PENNの共作で、DAN PENNのヴォーカル以外はAL KOOPERが多重録音で完成させています。このアルバムのハイライトは"HALLELUJAH LOUISIANA"と"A MEMPHIS MELODY"。心に沁みる歌唱が聞けます。
アルバムのラストを飾るゴスペル・ナンバー"HOLDING ON TO GOD"の最後には、"ROSEMOUND RAIN"と題され1998年4月25日にDAN PENN自身が丸太小屋の中でレコーディングした早朝の雨の音が雷鳴まじりで10分以上も収録されています。ライナーによればこの雨のプロデューサーは神とのこと。
リズム・マシーンの多用等によりデモ・シリーズの中では賛否両論のあるアルバムですが、楽曲と歌唱の素晴らしさを一人でも多くの方に知っていただきたい逸品です。
DAN PENN / ダン・ペン