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74年2NDが180グラム重量盤アナログ・リイシュー!
メンフィスから全米のチャートを席巻した60S白人ソウル・バンドBOX TOP出自の天才ALEX CHILTONと、もうひとりの天才ソングライターCHRIS BELLを中心に 71年ブラック・ミュージックの聖地メンフィスで産声を上げ、ルーツとなったソウルとポップスを無二のビート・ロックに昇華。70年代当時は時代に埋もれ僅か4年余りの活動で解体するなどバンド名とは裏腹のマイナーな存在として散りながら、80年代以降に大きく再評価を受け、まさしく元祖パワー・ポップ・バンドとしてのちの全米・全世界のロック・バンド、ロック・ファンに愛され続けることになる巨星BIG STAR。
72年前作『#1 RECORD』におけるソングライティングの肝の一人であると同時に、ハーモニー・アレンジ及びサウンド・プロダクションの核そのものでもあったCHRIS BELLが脱退したことで、スタジオ・ワークがよりロウでラフに移行しある意味進化。それによりスウィートな楽曲はよりシンプルに表現され、幾分60年代を引きずっていたサウンドも同時代を見据えた速度感を伴うようになりました。さらに前作でも漏れ落ちていた切なく胸に刺さる独特のセンスはALEX CHILTONによるものだと理解しやすくなった哀愁のメロディはより浮かび上がり、彼の心の内もダイレクトに露になった名曲が並んでいます。
残されたトリオの個性が十二分に発揮され、バンドのベスト・ジャムとも称えられる疾走オープニング・チューン"O, MY SOUL"、メランコリーがルーズにバウンスする"LIFE IS WHITE"、前作同様にベーシストANDY HUMMELのキュートなソングライティングが煌めく"WAY OUT WEST"、美しく切なく流れるようなメロディのスロウ"WHAT'S GOIN AHN"、ARDENTのエンジニアでもあったRICHARD ROSEBROUGHとの共作によるブルージーなロック・ナンバー"MOD LANG"、CHRIS BELLも関わったとされ、サイケデリックな感触も湛えるもうひとつの代表曲ミドル・チューン"BACK OF A CAR"、時代を繋ぐロッキン・パワー・ポッパー"SHE'S A MOVER"、以降のすべてのポップ・ソングに影響を与えたかもしれないパーフェクトでロマンティックなオールタイム・ピュア・ポップ・クラシック"SEPTEMBER GURLS"、わずか90秒で心を震わせるピアノ・ポップ・インタールード"MORPHA TOO"、シンプルな弾き語りによるスウィートなラヴ・ソング"I'M IN LOVE WITH A GIRL"など、
BADFINGERやRASPBERRIESといった先達と共通のメロディに甘く切ないハーモニー、BYRDSライクにジャングリーな煌めき、そしてアメリカ南部らしい乾いたギター・サウンドが拡がる全12曲。この後のR.E.M.や、POSIES、REPLACEMENTS、VELVET CRUSH、MATTHEW SWEET、TEENAGE FANCLUB、FOUNTAINS OF WAYNEら、80/90年代以降のカレッジ・ロック/パワー・ポップ/オルタナ勢に直接的な影響を与えたパワー・ポップ史上に残る金字塔的傑作です。
BIG STAR / ビッグ・スター