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リズムの極北へと向かうデュオバンドte_ri。アンプ直結のギターと豪腕ドラムによる軽やかな脱臼音楽。
2007年結成のインストデュオバンド、te_ri。メンバーは村上巨樹(ギター)、片山貴志(ドラム)。
ジャンルはマスロック/プログレッシブロック。
作曲ソフトのバグを使い、楽理上不可能なリズムを打ち込み、そのデモを人力で演奏している。リズムのアプローチは「複雑怪奇」をモットーに現代音楽/プログレ/テクノ/民族音楽から影響を受け、メロディーや和音のアプローチは「洒脱」をモットーにソフトロック/AOR/フランス印象派から影響を受けている。
具体的な名前を挙げると、
リズムはルインズ/ティポグラフィカ/EXPO/コンロン・ナンカロウ/エトロン・フー・ルルーブラン/ミャンマー音楽。
メロディーや和音はキリンジ/エグベルト・ジスモンチ/スティーリー・ダン/山下達郎/スティーヴィー・ワンダー/ZNR/モーリス・ラヴェル/フェデリコ・モンポウ。
2007年~2012年は東京を中心に活動。
自主企画イベントを不定期に開催。これまでの主な出演者は山本達久/小森慶子/日比谷カタン/植村昌弘/る*しろう/GREEN MILK FROM
THE PLANET ORANGE/俺はこんなもんじゃない/山本精一/原田仁/吉田達也/加藤崇之/倉地久美夫/外山明/鬼怒無月/トゥラリカ
2011年ヨーロッパツアー(フランス/チェコ/オーストリア)、2015年アメリカツアーを行う。
2012年、村上が岩手に転居、片山が岡山に転居。活動ペースは下がるが、年数回のライブを行う。
2017年8月、4年ぶりとなるアルバム「kasugai low gravity」をリリース。
村上はte_ri以外の活動をしており、
原田仁(ROVO)/進揚一郎(オプトラム)とのデストリオ、
吉田達也(ルインズ)/ナスノミツル(アルタードステイツ)/喜多直毅(喜多直毅カルテット)との石割桜、などのバンドで活動している。
また、日本の放浪芸や職業芸の研究も行っている。レポート本「芸事のありか」を2015年自費出版。
また、ミャンマー音楽の研究も行っている。現地に2016年、2017年渡航。その報告会を「ミャンマー音楽の謎めいた世界へ」を東京で毎年夏に主催。他の出演者は能町みね子(エッセイスト)/川端潤(エアプレーンレーベル主宰、映画「ビューティー・オブ・トラディション:ミャンマー民族音楽への旅」監督)。
以下、今回のアルバムのコメント文です。
初めてte_riのライブを観たとき、
聴いている自分らが空に浮いているような気分を味わった。
キラキラした速さのドラム、
抜けの良い音選びの響きをしたギター。
即興なのかと思っていたが、フレーズごとに入念なリハーサルをしていると
後で知った。
新作は、空の上ではなく
地上より少し高い位の位置から日常を丁寧に描写しているよう。
抽象的なフレーズだが、色んな場面がやや具体的に見える。
整備された住宅街で丁寧な暮らしがあり、
なんか綺麗だな。
場面は、自分のことでもなく人ごとでもなく、よく変わる。
つかず離れずの距離感のように思えるせいか、
繰り返しこのCDを聴いてしまう。
あと、作曲の丁寧さが素敵だ。
丁寧な演奏による、日常の断片が程良い距離で見えてくるCD。
(倉地久美夫/シンガーソングライター)
撫でるようなドラム、水槽のようなギター、少しぐらついた生活音のよう。
(能町みね子/エッセイスト・漫画家)
快晴の日の公園での友との会話や、話せないはずのペットとの疎通や、恋人同士の夜中の電話や…
色々な対話の様に感じました。
自分が今まで知らなかった音楽でした。
(田中象雨/書家)
TE_RI