【POP/INDIE】予約♪天才SSWスフィアン・スティーヴンスが“惑星”をテーマに、ピアノ音楽作家ニコ・ミューリー、ザ・ナショナルのブライス・デスナー、ドラマーのジェームス・マカリスターの3人と共にカルテット体制で臨んだスペシャル・プロジェクト『PLANETARIUM』が4ADより全世界同時リリース!

  • PORTAL
  • ニュース

2017.05.25

  • LINE

  • メール

ディスクユニオン ROCK / POPS / INDIE

天才SSWスフィアン・スティーヴンスが“惑星”をテーマに、ビョークやフィリップ・グラスから寵愛を受けるポスト・ミニマル・ミュージックを代表するピアノ音楽作家ニコ・ミューリー、ザ・ナショナルの頭脳であるギタリストのブライス・デスナー、そして長年スフィアンのパートナーを務めてきたドラマー/プロデューサーのジェームス・マカリスターの3人とともにカルテット体制で臨んだスペシャル・プロジェクト『PLANETARIUM』。過去数回にわたって、壮大なロックとエレクトロニックの実験性、そしてクラシックの芸術性を纏ったパフォーマンスが世界各地で披露されてきたが、今回ついにアルバム作品として完成!
元々は、オランダのアイントホーフェン・ミュージックホールから、楽曲制作の依頼を受けたニコ・ミューリーが、過去にも仕事を共にしてきた友人のブライス・デスナー、スフィアン・スティーブンス、そしてスティーブンスの仕事仲間でもあるドラマー、ジェームス・マカリスターに声をかけ発足した本プロジェクト。連作歌曲として完成したアルバムの主題となっているのは、茫漠とした宇宙の広がりだけでなく、人間の意識の内部空間であり、またそれがどのように、神性や邪悪さ、社会や自己と関わっているかーーつまり、人間であるというのは、どういう意味なのか?ーーということだ。
僕らは、アイデンティティや人道や人権の問題に立ち返っている。この世界において、一人の人間であるというのは、どういうことなんだろう? 僕らを取り巻く世界と僕らとの関係、そして環境との関係は? 神の存在を信じるとは、どういうことなんだろう? そしてその神とは、僕らに何を求めているんだろうか?
----- Sufjan Stevens

連作歌曲のフレームワークを作り、弦楽器のカルテットと7本のトロンボーンを加えて、様々な形態でライブを繰り返した後、4人はプロジェクトを数年間保留させる。2016年にプロジェクトを再始動させたスティーブンスとマカリスターは、通常のプロセスを逆転させ、ライブ音源をスタジオに持ち込む形で制作を再開させた。当時を振り返り、スティーヴンスは「最後のパフォーマンスの後、すべてのライブ・アレンジをスタジオで録音したんだ。そして数年が経って、それぞれの状況が落ち着いてから、さあパンドラの箱を開けてみよう、ということになったんだ」と語っている。
スティーブンスとマカリスターは、まずそれぞれの歌詞とビート・プロダクション、そしてニコ・ミューリーによる交響曲のフレームワークとデスナーによるギターにアレンジを加えた。そして、それらを連作歌曲として完成させる作業をスティーブンスが牽引し、彼のユニークな歌声は、本作を一枚のアルバムとして完成させるにあたって重要な役割を果たしている。
その間、ミューリーは新しいヴィオラの協奏曲やメトロポリタン・オペラ用の楽曲を制作し、デスナーはザ・ナショナルで『Trouble Will Find Me』をリリース。各国をツアーし、拠点をパリに移した。スティーブンスは『Carrie & Lowell』を発表し、マカリスターと共にワールド・ツアーを行なっている。