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露国ギター界の「哭きの竜」ことSERGEY DUDIN(露国→米国で活動中)の’99年作がボーナス・ヴィデオ入りで’06年に再発。ペレストロイカの波とともに、「モスクワ・ピース・フェスティバル」で西側HR/HM勢から熱い血しぶきを浴びすぎたかのような、あまりにもピュアな’80年代メロディアス・ハードロック・サウンドとピンク・フロイド的逍遥が出会ったドラマチックな一枚。メロディアスな露語歌唱に哀感漂うロッカバラードな楽曲と泣き虫ギターは相性が良すぎる。とにかくメロディック・ロックとして優れた作品なので東欧/ロシアのプログレ/ロックが好きな方はもとより、ポンプ好きやメロハー好きにもオススメしたいところ。やはり海賊盤と猛練習で培った旧ソ連勢の底力は侮れぬ。
(SERGEYが’89~’91年にやっていたGREENHOUSE EFFECTなる微妙な名前のバンドもメロハーど真ん中なサウンドでもう涙が出そう。中でも"Плачь гитара”は異様なまでにドラマチックな曲と泣き倒しのギターが凄まじい必殺の一曲。SERGEYのサイトで聴けます。)
(ディスク本部:山代)
SERGEY DUDIN