Italian Rockを代表するバンドの一つ、70年代黄金期NEW TROLLSメンバーのMaurizio Salvi(key)とGianni Belleno(dr/vo)を中心に結成された“UT”名義によるNEW TROLLSの'13年デビュー作が登場!bがMassimo GoriからFabri Kiarelliに交替するも、冒頭のClassicalなgインスト小品'Paganini'から、Maurizio Salviによる華麗な鍵盤捌きに導かれメロウかつスケールの大きな音世界を展開する秀曲'Per ogni lacrima'への流れからも伺える通り、'12年来日公演でも披露された“NEW TROLLSらしい”多彩なchorusワークを駆使したダイナミックなバンド・サウンドは不変。実は意外に楽曲は多岐に富みつつ、時に現代的なセンスの導入も辞さないVittrio ~サイドに対し、軽快なPopsからイマジネイティヴなインタープレイ/インプロに発展していくIBIS的な'Oltre il cielo'、タイトル曲を筆頭に激情に咽ぶ'La luce di vermeer''Sar per noi'等々要所をProgressive/Classicalな楽曲でガッチリ固め、70年代黄金期NEW TROLLS及びIBISの楽曲センス/イメージを包括/継承したスタイル/内容に仕上げた巧さは絶品。どうしてもVittrio ~サイドに興味が行ってしまいがちですが、楽曲/内容の充実ぶりは勝るとも劣らない、マニアも思わず舌を巻いてしまう逸品です!!'Can't Go On'に元TRILLION/LE ROUX/TOTOのFergie Frederiksen(vo)がゲスト参加。
