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日本&シンガポールHCスプリットがMCR COMPANYよりリリース!
■スプリットへの経緯
2011年、PAZAHORAの2ndアルバム来日ツアー「TRANSCENDENCE JAPAN TOUR 2011」の 最終日に新大久保EARTHDOMにENSLAVEが出演したことが出会い。お互いのサウンドや活動の方向性に共感し合い、バンドとしての関係がはじまることになる。その後、ENSLAVEが東南アジアツアーを行った際、シンガポールでPAZAHORAがホストを務め、ともにライブを行う。この日のライブ終了後、ENSLAVE側では兼ねてより考えていたPAZAHORAとのスプリット制作の話をドラマーのHoodに打診したところ、PAZAHORA側でも、初対バンしたEARTHDOMの時点で、考えていたアイディアであったらしく、今回のスプリットEP制作の話が実現。言葉の垣根はあれど、音と、心情で通い合い、ようやく完成に至ることとなった。
■ENSLAVE
2011年4月に1stアルバム「FAR EAST HARDCORE PUNK」をリリース。同年8月にリリースされたHUMAN RECOVERY PROJECTによる反原発V.A「WHAT A HELL FUKUSHIMA」に全28ハードコアバンドのうちの1バンドとして参加。12月にはAND BELIEVE、GRIND SHAFT、LOWVISIONとの4wayスプリットEP「●●●●」を発表。「SHINING MOMENT」を収録。2012年の5月にはMCR COMPANYによるLAUGHIN'NOSEのトリビュートアルバム「NEVER TRUST LAUGHIN'NOSE」に「聖者が街にやって来る」で参加。月に3〜4本のペースで東京を中心にライブを展開し、9月に自身初となる東南アジアツアーを敢行した。2013年10月にはライブハウス横浜B.B.street主催のV.A.「Lit up」に新録で1曲参加し、2014年3月にレーベルcosmicnoteの10周年記念V.A.「cosmic10」に参加。「SOUL REBEL」を発表。そして今作のPAZAHORAとのスプリット発表に至る。1st以降、それまで持ち味であったエモーショナルかつ哀愁漂うメロディを踏襲し、リズムはよりストレートでシンプルな構成へ変化させた。00年代のNewSchoolハードコアにクラストの荒々しさをミックスさせたサウンドは、現代のスパニッシュハードコアやドイツ/フランスのネオクラストと呼ばれるジャンルへの共通項を持つ。男女ツインボーカルにより日本語で歌われる歌詞は己の身の回りのことを生々しく表現し、熱量は常にフルマックスで表現される。
■PAZAHORA
シンガポールで活動を続けるクラストハードコアバンド。Hafiz(Gt&Vo)、Zhafran(Gt)、Hamima(Ba)、Hood(Dr)の4人から構成される。2006年に1stアルバムを発表、その後、Crux(オーストラリア)、Ghaust(インドネシア)、Kah-Roe-Shi(マレーシア)、DAIGHILA(マレーシア)と数々のスプリットEPをリリース。2011年には2ndアルバム「TRANSCENDENCE」を発表。同年5月に初来日し、RAPPA(盛岡)と全国7ヶ所に渡るツアーを行っている。TRAGEDY周辺のハードコアサウンドを連想させるメロディを包含し、Dビートでひたすら突っ走る暗黒の雰囲気をまとう楽曲、システムへのアンチテーゼを感じさせる破壊的な歌詞、ストレートにパンクの精神を訴えかける咆哮に膨大な熱量を感じさせる。現代社会へ向けた弛まぬパンクスのメッセージを正面から聴いてほしい。
ENSLAVE : PAZAHORA