イギリス、マンチェスターが生んだ奇跡のPOWER POP/PUNKバンド、FAST CARSの『COMING ... READY OR NOT!』以来久々となる通算2作目のスタジオアルバムが登場!
彼らの音楽活動に対するこの熱心さはどうでしょう?リヴァイヴァルを受けて再結成した70's系のバンドがメンバーチェンジ等で何となくフェードアウトしていくことも少なくない中で、かつてと変わらぬ4人で途切れることなくリリースを続ける彼らの姿勢は賞賛に値します。前作は昔の音源と音源が残っていない昔の楽曲の新録で構成されてましたが、今作ではその後にシングルでリリースされた新曲含む再結成後の作品6曲と当時のスタジオ音源が残っていない78~80年までの楽曲の新録5曲の計11曲を収録してます。再結成後の曲といっても既にシングルでおなじみの曲だったり、何より昔の曲と作風やクオリティが全然変わらないため、もはや区別がつきません。昔の楽曲のうち3曲は79年のDEEPLY VALE MUSIC FESTIVALに出演した際の音源をリリースしたライヴアルバムで初めて聴けるようになった曲のスタジオヴァージョンで、特にライヴアルバムのタイトルにもなった「WHO LOVES JIMMY ANDERTON?」は彼らのPUNKな部分を感じることができる出色の出来。「TEARS ARE OVER」とカップリングで7"でシングルカットしてくれたらなんて思っちゃいます。
