【PUNK担当オススメの1枚!!】 月刊特集「俺の~シリーズ(サイコビリー編)」

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2016.12.14

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「俺のサイコビリー」

 ディスクユニオン各店パンク・スタッフが「思い入れ」だけでセレクトした"PSYCHOBILLY"  
あるサイコスはこう言った「サイコビリーに人生を狂わされた」
ハマったら最後、魅力溢れる世界へようこそ...


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ARTIST : THE METEORS ARTIST :  THE SAUCER MEN'S
TITLE : IN HEAVEN
TITLE :  REALITE OU FICTION
 担当者 : 千葉店 / 吉沼  担当者 : お茶の水駅前店 / 宇津木
サイコビリーとは何か?それはMETEORSの事だよ。自分がPSYCHOBILLYを聴き始めた80年代後半、もうこの1stアルバムは廃盤でどうにもこうにも手の届かないアルバムだったのです。ブートでも出回っていたのだけど、それでも手がで出なかった。それが今この時代にCDで聴けるってのはあなた方幸せですよ?このウッドベース期の音源は編集アルバム『Teenagers From Outer Space』でも聴けるけど、このアルバムが聴きたかったのだよ。NEKROMANTIXやMAD SIN、KLINGONZ等から入った人には物足りない音源かもしれないけど、これがサイコビリーの原点なので、甘く見ないように。ちなみに自分が初めて聴いたのはエレキベース期の85年のLIVEを収めた『LIVE II』ってやつ。こがまた寒気がするほどかっこいい!エレキベースじゃサイコビリーじゃない!って人もいるのはわかるけど、いやいや、これこそがサイコビリーなんだってば。だからこの1stだけでなく以降の『WRECKIN' CREW』や『STAMPEDE』も聴いてね! OLD SCHOOL PSYCHOBILLYらしさ全開とも言えるジャケットの力の抜け具合から期待度は高かったですが、本当に当たりでした。単純なギターと速すぎないスラップ、英語圏以外のやる気があるのかないのか測れない一本調子のボーカル、三文芝居的スペース音サンプリング。もう完璧です。。決してスタイリッシュではなくかつ数回聞けばもう飽きるか飽きないかの微妙なラインのクオリティなのになぜかクセになる、チープ・ドタバタという言葉が褒め言葉に転化する初期型サイコビリー特有の魅力が溢れ出る秀作。なんとも言いようのない「「Be Bop A Lula」カバーも完璧。およそサイコビリーに興味の無い人はホントに何も思わないと思います。しかしながら初期サイコビリー追ってる人には100%後悔させない1枚です。 


 



ARTIST : REVEREND BEAT-MAN
ARTIST : GREAT INVADERS
TITLE : GET ON YOUR KNEES TITLE : ワレワレハ宇宙人ダ!
 担当者 : 北浦和 / 穂積   担当者 : 渋谷パンク・へヴィメタル館 / 松本
今から10年以上も前、わたくしの脳天に稲妻が落ち、椅子から転げ落ちそうになったことを今でも覚えている。チーズのうまい国、スイスにとんでもないセンスをもったロックンローラーがいる。彼は自らVOODOO RHYTHMというこれまた世界中のオブスキュアでプリミティブでミュータントでぶっ壊れたロックンロール及びそのルーツとなる音楽にパンクのフィルターを通した狂ったロック愛好家達を虜にするような、とんでもなくCOOLなリリースを続けているレーベルを運営。また、THE MONSTERSのリーダーとしても活動している。彼がらみの音源はいくつかあるが、耳の肥えたサイコビリーファンには是非このアルバムをお勧めしたい。だみ声ヴォーカル、プリミティヴかつローファイなガレージサウンド、ジャケットだってかっこいい。ゴスペルブルーストラッシュって言葉がぴったりじゃなひかっ!タイトル通り、ほんとにひざまずきたくなるね。 結成25周年記念盤! 最近のサイコビリーというとHILLBILLY MOON EXPLOSIONのようにメロディラインがキレイな感じで、オシャレなクラブヒット曲が多いのが主流のようですが、ハードコアと両刀使いの自分としてはこのRAWでスピードのあるサウンドの持ち主のGREAT INVADERS以外に考えられません! まずやっぱりWB/Voでリーダーであるクサカイ氏のデスメタル級の地を這っているかのようなダミ声(デス声)が最高だし、ルックスが完璧なほどサイコスで、WBの上に乗って煽るライヴを初めて観た時は衝撃でした。この感じ、2016年現在でも通用しますし、相当ヤバイです。聴き方によっては完全にハードコアです。でも、元々ネオロカ上がりなのでビリーズマナーはしっかりとおさえています。呪いや宇宙人など統一されたキャラクターイメージも独創的で最高!最近は地元仙台ですがライヴ復活しています。現ドラマーはDRAGONxSCREWのNOBUAKI氏。



ARTIST : 柳家睦&THE RAT BONES ARTIST : FRANTIC ABERRATION
TITLE : 夜は男の万華鏡 TITLE : RAT WALK
 担当者 : 新宿パンクマーケット / 松口"睦美"  担当者 : 新宿パンクマーケット / 佐藤
ジャパニーズサイコビリー代表するバンドの一つ、BATTLE OF NINJAMANZ(以下、忍z)。そもそもサイコビリー初体験が忍zのライヴでした。迫ってくるかの様なバッキバキのスラップ、ギターが鳴らすロックンロール。そして色んな意味でキレッキレのボーカル。面白すぎるMC(重要)。片田舎の高校生はすっかり心を奪われたのでした。話は戻って、そのフロントマンである柳家睦が辿り着いた誰にも辿りつけない新境地、柳家睦&THE RAT BONES。音楽シーンに衝撃と感動を与えた1STアルバムから更に深みを増し、満を持してリリースされた2ndアルバム。歌謡曲、フォーク、ラテン、ロックンロールetcが詰め込まれた労働者も奥さんをも虜にする孤高のトロピカル・レベルミュージック!忍zの1STアルバム収録曲のセルフカバーや来日も記憶に新しいSURF RATS、KINGS OF NUTHIN'のベースシストThomasもゲスト参加してたりと、ビリーズの方のハートも確り掴んでます。












 
2001年結成三重県の至宝と言われるサイコビリーバンド「FRANTIC ABERRATION」。このバンドに出会ったのは10年程前、購入したコンピレーションCDに参加していた。2015年に1stアルバムをリリースするまで音源はDEMOと7"を1枚、なかなか流通しないこの2作品を手にする事は出来ず、参加しているコンピレーシュンの曲をひたすら聴いていた。音楽ファンからすれば10年なんて大した事ない年月とは思うが、10年、10年待ったのだ。もちろんそれ以上に待ち望んでいた人もいるだろう。 リリースの情報が流れてからは歓喜という言葉では抑えきれない感情が渦巻いていた。このバンドの魅力はなんなのだろう、なんでこんなに好きなんだろう。とにかく感情が揺さぶられてたまらなくなるのだ、人間という皮を破って本性の獣が吠え出すのだ。暗闇を手探りで歩いているような曲に一筋の光のごとくトランペットが伸び響く。しかしそれに気づいてしまったら最期、その光の先にあるのは安住の地ではなく、狂気の渦だからもがこうがなにをしようが無駄。もはやFRANTIC ABERRATIONの曲無しでは生きれないのだ。是非1度聴いて欲しいバンド、だができることならライブを味わってもらいたい。東京にはなかなか来れないようだが、私はこのバンドが見れた事を心底誇りに思う。バリっと決まったサイコ刈りに上裸短パン(海パンか?)の彼らのライブはまさに狂気、発狂、客を異常なバケモノへと変化させる。それがとても心地よくて、ハマッたらホント脱け出せない。演奏、ヴォーカル、歌詞、パフォーマンス全て素晴らしいがそれに加えてメンバーから感じる家族愛。もぉぐぅの音も出ない。だた付き従います。何年も何年も聴き込んで、これから死ぬまで一生聴くであろうアルバムです。これだけ好きになるバンドってあるんだね、って思います。愛してるぞ!!FRANTIC ABERRATION!!!!!!!!(ホントはいくらでも書けるけどみんな飽きてそうだからココマデ♪)


過去のシリーズはコチラ↓↓
「俺の~シリーズ(メロディック編)」



 
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