2,079円(税込)
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75年、Bunny Leeプロデュース、Aggrovators演奏のKing TubbyのKilla Dub!!!宙を舞うTommy Mccookの幽玄なホーンの美しさが際立つBunny Leeダブ最高峰!!!しかも大量のボートラダブ入りで再発!!!
Bunny LeeとKing Tubbyが組んだAggrovators物のダブアルバムの最高峰。70年代中期、この組み合わせによるダブアルバムが多数存在した。シンプルなAggrovatorsの演奏とTommy MaccookとBobby Ellisの黄金のホーン隊、それにタビーの決して派手ではないけれど丁寧でスマートなシンプルなダブミックスはこの面子ならでは。
しかしどのダブ聴いてもある意味では一本調子で同じようにしか聴こえないという(それだけ完成されているという事なのだろうけれど)この面子によるダブの中でも本作が抜きん出ている理由はだだ一つ。1曲目がBurning Spearの「Creation(Rebel)」のダブだから。原曲をAggrovatorsの演奏でカバーし、さらにそれをダブヴァージョンに仕立て上げたこのインストゥルメンタルダブはイントロのTommy Maccookの宙を舞うホーンの美しさこそがすべて。Roots Reggaeの聖典、Burning Spearの“Creation”が内在するメロディーラインの美しさや切なさと言ったものをTommy Maccookが鮮やかに紡ぎ出していく奇跡のダブ”Creator Of Dub”。こんなにも素晴らしいダブがあるのだから、なんだかんだやっぱりAggrovatorsのダブはやめられない。この曲がアルバムの1発目にあるというだけで随分とアルバム全体の印象が変わるもの。他はコーネルキャンベルとかその他70年代中期にバニーリーがプロデュースした「愛すべき中堅歌手」の、そのダブヴァージョンたち。ちなみにこのアルバムの原盤はUKの「Live And Love」(Third World系列)から75年にリリースされた。ジャマイカ盤ではTotal Soundsからリリースされた「Creator Of Dub」と数曲かぶる(両アルバムとも1曲目が“Creators Of Dub”)。
今回のこのCD化ではいかにもTrojanらしい太っ腹な大量のボーナストラックを収録!!!ボーナストラックで気に入ったダブがあったのなら、それの収録されたオリジナルアルバムやシングルのB面を探すのもまた楽しみの一つ。これぞBunny Leeプロデュース、Tommy MaccookとAggrovatorsによる演奏の70年代中期のキングタビーのダブ。シンプルな分、はまったら抜けられません。この素晴らしいアートワークまんまな幽玄な美しいダブの世界!!!
Text By Disk Union 渋谷ジャズレアグルーヴ館 西原
Record date : 1975
Mixing Engineer : King Tubby
Producer : Bunny Lee
Backing Band : The Aggrovators
Saxophone : Tommy McCook
Mixing : King Tubby's (Kingston, JA)
TOMMY MCCOOK & THE AGGROVATORS