インターネットやら何やら知らないが、トゥー・マッチでノイジーな情報の洪水に溺死寸前の迷える子羊たちへ贈るDisk Union Reggae Awards。多くに嫌われ、少しに愛され、毎年その純度を高めながら細々と綴ってきた。これからご紹介するのはCDやレコードなんかでは無く、心のBlack Starlinerの乗船券、それも片道切符なのだ。必ずや約束の地へと辿り着けるだろう・・・。
CD・LPに真空パックされた愛情の濃密さ・細やかさ(サウンドやパッケージの質を見れば一目瞭然!!!)がズバ抜けていた大賞作品。どれか一つと言われればBim Sherman『Tribulation』なのだが、激!男臭いRod Taylor『Where Is Your Love Mankind』、最高のジャケと美しいダブに酔い痴れる『Dread At The Controls Dub』も捨て難い。悩んだ末に3つとも大賞としてしまった・・・。
■ROOTS VOCAL部門受賞作品
上半期は不作だったルーツ・ヴォーカルだが、下半期は充実していた。作品の内容自体では無く、アートワークや音質など「再発商品としてのクオリティ」において、上述の大賞受賞作品には及ばなかったものの、Culture『Two Sevens Clash』30周年記念エディションとRockersレーベルの大名盤Norris Reid『Give Jah The Praises』は外せない。
■DUB部門受賞作品
上半期に出し尽くしたのか、何気に良好タイトルが少なかったダブ部門・・・。唯一気を吐いた英Auraluxレーベルが流石の仕事振りで、『D.C.Dub Connection』で外してしまったが、大賞となる『Dread At The Controls Dub』とこのScientist『World At War』は最高のリイシューだ。Scientistによる“The ワンドロップ大会”をご賞味下さい。