
・. 付属CD Track List
1. tsuki (traditional japan)
2. by this river (brian eno)
3. corona (d. boon / the minutemen)
4. stevie (performed by K.)
5. in the garden (michael hurley)
6. ong tal sam (traditional korea)
7. fire music (daniel littleton)
8. brown rice white rice (warren defever/daniel littleton)
9. sunrise blues (daniel littleton)
10. im so lonesome (hank williams)
11. top of the stairs (daniel littleton)
|
1992年、ニューヨークでひとつのバンドが結成されました。それはダニエル・リトルトンとエリザベス・ミッチェルのカップルで、ふたりは、旅行先で出会って大きくインスパイアされた老女のファースト・ネームから、自分たちのバンドを 「アイダ (Ida) 」 と名づけます。1994年には、ふたりの共通の友人が運営するシンプル・マシーンズというレコード・レーベルから 『Tales of Brave Ida』 をリリースし、その後の約15年間、彼らは一貫して美しい音楽を世に送り出してきました。そのバックには、ハードコアを背負った90年代アメリカの健やかなDIY倫理がありました。そしてまた、一方で、エリザベス・ミッチェルがコツコツと発表してきたチルドレン・アルバムからもうかがえるような、広大なアメリカン・ルーツ・ミュージックという日常の音楽たちも、アイダを支える大きなもののひとつとなります。
本書は、アメリカで活動を続けてきたひとつのロック・バンドの道のりを追いながら、彼らが属し、広げていったインディ・コミュニティ、センセーショナリズムに毒されず、ひとつのグッド・ミュージックに留まろうとする勇気と彼らが受け継いできた水脈を軸に、他ならぬわたしたちが彼らから受け取ってきたものを再提示する、ささやかな試みでもあります。
新旧メンバーのインタビューはもちろん、関係アーティストのコメントや寄稿。古いフライヤー・コレクション。そして、メンバー直伝のフェイバリット・アルバム299枚 (!) のリスト (うち200枚のジャケット写真掲載) に、にゃんとマイケル・ハーレーの描き下ろしコミック (!) まで、アイダの全方位を取り上げていく予定です。その上、今回、特別に録り下ろした楽曲を収録したCDも目玉のひとつ。ミニットメン、ブライアン・イーノ、マイケル・ハーレー、ハンク・ウィリアムスに日本の唱歌 「月」 (出~た~出~た~つ~き~が~、です) まで、その選曲にまたも唸らされるカバーを多数収録した、最高の1枚になっていますので、どうぞお楽しみに!
|