1,676円(税込)
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この20年のUSインディーを実は根幹で支えていたクズみたいな最愛のカセット中心レーベルSHRIMPERのオーナー、ALLENとDENNISのCALLACI兄弟率いるオルタナ・ロウキー・ローファイ・ノイズ・ポップ・コンボ、裏PAVEMENTことREFRIGERATORがひっそりと冷やしていたなんとほぼアコースティック弾き語り4年振り2011年最新作!ジャケットの抽象的ダメさとは裏腹に、、よーーーく聴くと傑作!
NICK DRAKEやELLIOTT SMITHになれない普通の才能だからこそ出せる些細な音楽、、に抗えない本来の"インディー"好きに。
まずなにはともあれ音質がやばい。。デモ音源かよっていう低音質で全編で寄り添うヒスノイズがテープ文化で育った耳になんと心地よくあたたかいこと!
人のいない部屋でさびしく突っ立ってる安いマイクに吹き込んだだけの、個人的一発録り丸出し(一曲だけ"TAKE TWO"の告白あり)のいつもどおり感。のライヴ。なま。むきだし。はだかんぼ。こういうのがローファイってんだよなぁ。俺、知ってる。
そして装飾の無い演奏と歌に際立つ変哲の無いメロディ。BILL FOXやSCOTT SENKIND、GLEN GALAXY、DUMP、AH CLUB、WCKR SPGT、MOUNTAIN GOATS周辺、もちろんJEFF TWEEDYにJOHN DAVISにSENTRIDOH、EVAN DANDOにMICHAEL HURLEYついでにWOODS/BABIES周辺に、本作にも参加の盟友FRANKLIN BRUNO/NOTHING PAINTED BLUE、、などなどに通じる90年代以降の柔らかいSSW/フォークバンド特有の、優しいはかなさと甘い力強さとわかりにくいストレンジ具合と意外なソウルフルネスはなにも変わらず。けれどなんでしょ、このまったりとした古く無さ。手近な機材で簡素に提示する実験性が突然前触れなく終わる標題のエンディング曲は録音に残された空スペースが足りなかっただけなのか間違えて終了ボタン押しちゃったのか意図したアヴァンギャルドかはたまた演奏に飽きたのか。そもそも音をそぎ落としたのも、JOHN CAGE以来の、無いことによる表現か。。
、、とか思ったら基本弾き語りのこの音は、バンドのベーシストが梯子から落ちて両手を骨折したから、なんて他愛ない理由だったりとUSインディーを象徴しすぎる一枚。もう。シンプルって難しい。
そういえばカセットテープを冷蔵庫に入れると音が良くなるってうそを昔誰かが言ってたなぁ。本当はテープで聞きたいって思うのはここだけのはなし。
ハイファイなネオローファイに飽きてたあなた、狙ってやるとかよりも、粗いのむしろかっこよくね?とかよりも、なんか出ちゃった・出しちゃった音が好きなあなた、ここにあるのは懐かしさじゃなくて今ですよ。
REFRIGERATOR