セヴェラル・シェイズ・オブ・ホワイ [SEVERAL SHADES OF WHY]

J MASCIS ジェイ・マスキス

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レーベル
SUB POP
国(Country)
JPN
フォーマット
CD
規格番号
通販番号
04IA25981
発売日
2011年03月23日
EAN
4995879603598
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商品詳細情報

説明不要、ダイナソーJr. のフロントマン、J・マスキスがライヴ盤 『マーティン+ミー』 以来、実に15年振りとなるソロ・アルバムをサブ・ポップからリリース! ダイナソーJr. の轟音とは対照的な途方もなく美しいアコースティック・サウンドに乗るJ の途方もなくやるせないヴォーカルがあまりに素晴らしい、文句なしの傑作 !

ブロークン・ソーシャル・シーンの中心人物ケヴィン・ドリューをはじめ、ソフィー・トルドー (ex-ゴッドスピード・ユー!ブラック・エンペラー)ベン・バードウェル (バンド・オブ・ホーシズ) らもゲスト参加。

J・マスキスに改めて紹介が必要だとは到底思えない。ダイナソー(Jr) を結成してから四半世紀の間、マスキスは時代を代表する曲やアルバムやスタイルのいくつかを作って来た。スキーヤー、ゴルファー、ソングライター、スケートボーダー、レコード・プロデューサー、そしてミュージシャンとして、J に並ぶ者は殆どいない。彼のギターとドラムとヴォーカルのぶっきらぼうな咆哮は、一連のバンド ― ディープ・ウーンド、ダイナソーJr、ゴブルフーフ、ヴェルヴェット・モンキーズ、ザ・フォッグ、ウィッチ、スウィート・アップル ― を突き動かしてきたし、彼は数えきれないほどのセッションにもゲスト参加してきた。しかし、『セヴェラル・シェイズ・オブ・ホワイ』 は、J にとって初となるソロ・スタジオ作であり、彼の作品といつも結びつけられるわけではない繊細さを伴って演奏された、信じ難いほど美しいアルバムである。

マサチューセッツ州アマーストのビスキティーン・スタジオで録音された『セヴェラル・シェイズ・オブ・ホワイ』 は、殆ど全編アコースティックで、何人かの友人の助けを借りて作られた。中でも注目に値するのは、カート・ヴァイル、ソフィー・トルドー (ア・シルヴァー・マウント・ザイオン)、カート・フェドラ (長年の共謀者)、ケヴィン・ドリュー (ブロークン・ソーシャル・シーン)、ベン・バードウェル (バンド・オブ・ホーシズ)、パウロ・ザッポリ (ブラック・ハート・プロセッション)、マット・ヴァレンタイン (ザ・ゴールデン・ロード)、スザンヌ・ソープ (ウーンデッド・ニーズ) である。彼らは曲によって流動的な小編成のグループに分かれ、ブリティッシュ・フォークから漂うような西海岸スタイルのシンガーソングライターまでに及ぶ古典的なサウンドを喚起する。しかし、全ての曲、一音一音までもが、曲の形と素晴らしくしゃがれたヴォーカルのいずれにおいても、独特のマスキス印を帯びている。「サブ・ポップのミーガンが長年、俺にこのレコードを作って欲しいと言ってたんだ」 とJ は語る。「俺が2000年代の初頭、ザ・フォッグのアルバム (2002年の 『Free So Free』) を出した頃によくソロでライヴをやっていて、彼女はすごく入れ込んでくれていた。彼女は俺がいつになったらソロ・アルバムを作る気なのか、いつも知りたがっていたんだ。 『セヴェラル・シェイズ・オブ・ホワイ』 が出てきたのはそんなきっかけからだった。」 「何曲か古い曲もあるけど、後は全て今年出来上がった新曲だよ。そして基本的には全編アコースティックだ。ファズを使ってる曲もあるけど、ファズを通ったアコギの音なんだ。ドラムも入っていない。タンバリンの入った曲が1曲あるけど、それだけだ。ドラムを入れなかったのは、明確な決めごとだったんだ。普段はドラムを入れるのが好きなんだけど、ドラムレスになることで、全てが新しい方向性に向かい、これまでと違った音を作ることが容易になったんだ。」

このアルバムはサウス・バイ・サウスウェストの頃にリリースされるから、そこではライヴをやると思う。バンドと一緒にやれたらいいけど、まだ分からない。多くのミュージシャンが参加してくれた曲も入っているしね。最初はソロ演奏で始めて、だんだん人を増やしていくかもしれない。一人だけで演奏するのはあまり好きじゃないんだよね。変な感じなんだ。ショウを進行させる努力をしなきゃならない。ギターの弦を切ろうものなら、リチャード・トンプソンみたいに冗談のひとつやふたつも言わなきゃいけない。彼はワンマン・ショウの達人だからね。俺にとってはストレスだよ。」

『セヴェラル・シェイズ・オブ・ホワイ』 にはストレスの兆候など微塵もない。タイトル曲は、ソフィー・トルドーのヴァイオリンとのデュエットで、ニック・ドレイクの最も優雅な作品を思い起こさせる。「Not Enough」 はデヴィッド・クロスビー『If I Could Only Remember My Name』 に入るはずだったヒッピー・ハーモニーの失われた名曲のような感じだ。「Is It Done」 は 『アメリカン・ビューティ』 中のデヴィッド・グリスマン/ジェリー・ガルシアの共演曲のひとつのように進んで行く。「Very Nervous and Love」 には、テリー・リード『The River』 の素晴らしく田園的な側面と同じ豊かな雰囲気がある。言い出したらきりがない。頭の中を最も純粋な喜びで満たしてくれるまで、静かに広がっていく10 の素晴らしい楽曲。なんて最高なアルバムなんだろう。

―バイロン・コーリー

(メーカーインフォ参照)


J Mascis - Not Enough by subpop

ソングリスト

  • 1.Listen To Me
  • 2.Several Shades Of Why
  • 3.Not Enough
  • 4.Very Nervous and Love
  • 5.Is It Done
  • 6.Make It Right
  • 7.Where Are You
  • 8.Too Deep
  • 9.Can I
  • 10.What Happened
  • 11.I Been Thinking
  • 12.Circle