N.Y.を拠点に活動するさながら“ディクシー・チックスmeetsオー・ブラザー!”といった佇まいの女性フォーキー・トリオ、RED MOLLY レッド・モリー。そのトリオで活躍する女性ドブロギター奏者/シンガー、アビー・ガードナーの2006年ソロ作品。全体としてはドブロギターの弾語りシンガーソングライター・アルバム。バッファローから国内盤を出しているジャズギタリスト、マット・ムニステリやレッド・モリーのメンバーなどもサポートとして参加し的確な場面で伴奏をつける。また、ジャズ~ブルース~フォーク・・・とアメリカン・ルーツ音楽の遺産を広角打法で打ち返したバラエティに富む内容の為、調子一辺倒ではなく、豊潤な作品という印象を受ける。
ドブロの調べが妖しく光るマイナー調のトラディショナルフォーク・スタイルの( 1 )、ファッツウォーラーの楽曲を取り上げた( 3 )ではソウルフルに歌い上げ、続く( 4 )は2003年のジョン・レノン・ソングライティング・コンテストでファイナリストに輝いた時の楽曲だそうで伸びやかなヴォーカルが魅力的なバラードナンバー。( 5 )はドブロからアコギに持ち替えての演奏でシンガーソングライター作品として秀逸なナンバー。バンジョーのコトコトした伴奏が牧歌的な雰囲気を演出するフォーキーバラードの( 6 )、レッドモリーでも演っている軽快な( 7 )、レイ・チャールズの代表曲でNo.1ヒットソング( 8 )ではブラック・フィーリング溢れるほぼアカペラの名唱で本作のハイライトのひとつ。( 11 )は数多くのブルースマンが歌ってきたトラディショナルなブルースナンバーで男性ヴォーカルとのデュエットで白眉。
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