主にカントリー音楽/ハワイアン音楽で使用され、ロックやジャズの分野でも活躍する花型楽器スティールギター。この10年間のアコースティック・スウィング・ブームの流れで、BUDDY EMMONS バディ・エモンズやSPEEDY WEST スピーディ・ウエストといった伝説奏者が再評価されてきました。
今回ご紹介するJEREMY WAKEFIELD ジェレミー・ウェイクフィールドは、スピーディ・ウエストが活躍の場としていた西海岸カリフォルニアから登場してきたスティールギター奏者です。元々はジャズ畑の出身で普段なロスを拠点に活躍する人気ウエスタン・スウィング・バンド=LUCKY STARSのメンバーとして活躍するかたわら、DEKE DICKERSON デーク・ディッカーソンを頂点とする西海岸のネオ・ロカビリー/スウィングジャズ人脈の一員でもありBONEBRAKE SYNCOPATORSやSMITH'S RANCH BOYSなど多数のバンドでも活躍、さらにはHOT CLUB OF COWTOWN ホット・クラブ・オブ・カウタウン解散後(最近また再結成していますが)のギター奏者WHIT SMITH ウィット・スミスが結成したHOT JAZZ CARAVANのメンバーとしても活躍しています。
本作品はそんなジェレミー・ウェイクフィールドのソロ初作品。バンド編成での録音ですが、そのバンド陣の顔ぶれはまさに西海岸人脈ツリーからの参加。(2)で参加するウィット・スミスとJAKE ERWIN ジェイク・アーウィンは前述したようにホット・クラブ・オブ・カウタウンのメンバーですし、RUSSELL BLAKEはLUCKY STARSのメンバー、ヴィブラフォンを弾くのはBONEBRAKE SYNCOPATORSのD.J. BONEBRAKEなど。
トゥワンギーでスウィングするギターやとってもお洒落なヴィブラフォンの音色などが花を添える内容で、ジェレミーのスティールギタープレイはまるでスピーディ・ウェストを彷彿とさせる名パフォーマンスです。カントリー色はほぼなし、ジャズ色が全面に強調され、伝説奏者スピーディ・ウエストのDNAが継承された、とってもお洒落なアコースティック・スウィング・アルバムです。
●こちらの商品は、新宿本館5F 新宿ルーツ&トラディショナル館で取扱いがございます。