ルーマニアの音楽家/博士、コスティン・ミエレアヌのミュージック・コンクレート作品。
67年-69年のダルムシュタット夏季現代音楽講習会に参加し
シュトックハウゼンに電子音楽を師事、68年からパリに居住しパリ大学音楽学科の教授を務めるなど、音楽研究家として著書も残している。
Cramps Nova Musicha (7番) となる本作で、コスティンはミュージック・コンクレートの手法を使い様々なマテリアルを複雑に配置している。ライナーによれば 「これらの連続的な挿入は、一面では、その仮借ない性格からして、筋の通った展開を見いだしたいという、湧くであろう欲求を阻止するものである」 ということである。撹乱するようなイントロが過ぎた後もテキストやノイズ、電子音は相変わらず不安定な印象である。
消えては現れる具体音やアブストラクトな電子音がシュールレアリズムの如く渦を巻いており、例えば
N.W.W. と比較しても同等の危険さをかもし出しているのではないだろうか。
* 75年リリース作品
* 世界初CD化
* インナースリーヴ付き
* 2007年オリジナル・リマスター使用