MOZART: PIANO CONCERTOS NOS.20 & 21 (SACD) / モーツァルト: ピアノ協奏曲第20番 & 第21番 (SACD)

FRIEDRICH GULDA フリードリヒ・グルダ

限定生産 / SACDハイブリッド盤

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レーベル
エソテリック (ESOTERIC)
国(Country)
JPN
フォーマット
SACD
規格番号
ESSG90182
通販番号
CL-1007669532
発売日
2018年06月08日
EAN
4907034222056
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商品詳細情報

ESOTERIC特約店のみの限定販売
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ウィーンの伝統を継承した最高のモーツァルティアン、グルダのオーソドックスなモーツァルト解釈。

■ESOTERIC ならではのこだわりの Super Audio CDハイブリッド・ソフト

オリジナル・マスター・サウンドへの飽くことなきこだわりと、Super Audio CDハイブリッド化による圧倒的な音質向上で確固たる評価をいただいている ESOTERIC 名盤復刻シリーズ。発売以来 LP時代を通じて決定的名盤と評価され、CD時代になった現代にいたるまで、カタログから消えたことのない名盤をオリジナル・マスターから DSD マスタリングし、Super Audio CDハイブリッド化を実現してきました。20世紀を代表するモーツァルティアン、フリードリヒ・グルダがアバド/ウィーン・フィルという黄金の組み合わせで録音したモーツァルトの最も有名なピアノ協奏曲2曲を、世界初 Super Audio CDハイブリッド化で発売いたします。
グルダの名盤ではすでに「ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集」(デッカ原盤)と「モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番&第26番」(テルデック原盤)を当シリーズで Super Audio CDハイブリッド化しており、アーノンクールとのテルデック原盤がデジタル時代のグルダのモーツァルト録音の代表盤とすれば、今回のアバド/ウィーン・フィルとのモーツァルトはアナログ時代の代表盤といえるでしょう。

■グルダのモーツァルト

ウィーン出身の名ピアニスト、フリードリヒ・グルダ(1930-2000)は、1946年のジュネーヴ国際コンクールで優勝し、バッハ、モーツァルト、ベートーヴェンを中心とする独墺音楽の解釈で並ぶもののないピアニストであると同時に、ジャズ演奏のみならず、ジャズやオーストリア文化のイディオムを取り入れた独自の作曲作品でも知られた存在でした。多彩な活動を続けたグルダにとって、モーツァルトは重要な作曲家であり、生涯にわたってその作品を演奏し続けました。特に即興的とも思えるような装飾音の付加は、モーツァルトという作曲家のイメージに自由さと拡がりを与えることに貢献しました。モーツァルトの録音については非常に慎重で、協奏曲に関しては、モノラル時代から録音しており、第14・17・20・21・23・25・26・27 番の 8 曲が正規録音で残され、第24番も放送録音からCD化されています。

■アバド/ウィーン・フィルとのモーツァルト

グルダがウィーン・フィルと初めて共演したのは 1953年12月のことで、クレメンス・クラウスの指揮によるモーツァルトのピアノ協奏曲第 24 番でした。それ以来 1991 年まで37回の共演歴がありますが、その多くを占めているのはモーツァルトのピアノ協奏曲でした。アバドとの初共演は 1968年1月のザルツブルク・モーツァルト週間でのことで、演目はやはりモーツァルトのピアノ協奏曲第21番。アバド/ウィーン・フィルとはその後 1970年8月のザルツブルク音楽祭(第20番)、1973年6月の定期とウィーン芸
術週間(第20番)、1974年8月のザルツブルク音楽祭(第27番)、1975年5月の定期およびウィーン芸術週間(第27番)と共演を重ね、それらと並行するようにして 1974年9月に第20・21番、翌1975年5月に第 25・27 番の計 4 曲をドイツ・グラモフォンに録音しています。

■オーソドックスの極み

シュタインと共演したベートーヴェン全集でもそうでしたが、このウィーン・フィルとの共演になるモーツァルトでも、グルダの解釈は文字通りオーソドックスの極みです。第21番に関してはこのほぼ十年前にハンス・スワロフスキー(ウィーン音楽院でのアバドの師)指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団とのコンサート・ホール盤がありますが、オーケストラ・パートに「通奏低音」風に忍び込み、オーセンティックとはとてもいえない奇矯な(ジャズ風な?)装飾でソロ・パートを彩った遊び心たっぷり、やりたい放題の解釈を聴かせていたのに対し、ここではカデンツァは自作(これも簡潔かつセンスのよいもの)を弾いているものの、アドリブ風の装飾も最小限にとどめ、シリアスかつ真摯にモーツァルトの作品の深奥に迫っています。
第20番もベートーヴェンを思わせるような峻厳さと立体的な響きがまず耳に入ります。そうはいってももちろん堅苦しさとは無縁であり、グルダならではの歌心溢れるリリシズムは健在で、20世紀後半を代表するモーツァルト解釈として発売以来、カタログから消えたことがない名盤として聴き継がれています。アバドが指揮するウィーン・フィルも、ピリオドスタイルなどとは無縁の、20 世紀後半のスタンダードたる血の通った美しい響きでグルダのソロと協調しています。

■最高の状態での Super Audio CDハイブリッド化が実現

レコーディングはウィーンのムジークフェラインザールで行われました。ドイツ・グラモフォンがウィーン・フィルとの録音を本格化させるのは 1970 年代のベーム指揮の一連の録音からですが、このグルダの頃にはムジークフェラインでの録音も常態化していて、グルダの肉厚のピアノを中心に大き目の音像でオーケストラがその周囲を取り囲む音作りも、オーソドックスかつシリアスな演奏には相応しいもの。
エンジニアはヴェテランのギュンター・ヘルマンスが担っています。これほどの名盤ゆえにデジタルの初期からCD化され、DG Originals で Original Image Bit Processing でのハイビット・リマスタリングが行なわれていますが、今回はそれ以来の、そして初めての DSD リマスタリングとなります。今回の Super Audio CD ハイブリッド化に当たっては、これまで同様、使用するマスターテープの選定から、最終的なDSDマスタリングの行程に至るまで、妥協を排した作業が行われています。特に DSDマスタリングにあたっては、DAコンバーターとルビジウムクロックジェネレーターに、入念に調整された ESOTERICの最高級機材を投入、また MEXCEL ケーブルを惜しげもなく使用することで、オリジナル・マスターの持つ情報を余すところなくディスク化することができました。

 

【収録内容】
モーツァルト:
ピアノ協奏曲第 20 番ニ短調 K.466
[1] 第 1 楽章 アレグロ [カデンツァ:ベートーヴェン]
[2] 第 2 楽章 ロマンツェ
[3] 第 3 楽章 ロンド、アレグロ・アッサイ [カデンツァ I:フンメル、カデンツァII:ベートーヴェン]
ピアノ協奏曲第 21 番ハ長調 K.467
[4] 第 1 楽章 アレグロ [カデンツァ:グルダ]
[5] 第 2 楽章 アンダンテ
[6] 第 3 楽章 アレグロ・ヴィヴァーチェ・アッサイ [カデンツァ: グルダ]

【演奏者】
フリードリヒ・グルダ(ピアノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド

【録音】1974年9月、ウィーン、ムジークフェラインザール

[初出]2530 548(1976年)
[日本盤初出]MG2506 (1976年3月1日)
[オリジナル・レコーディング]
[プロデューサー]ライナー・ブロック
[ディレクター]カールハインツ・シュナイダー
[レコーディング・エンジニア]ギュンター・ヘルマンス
[Super Audio CD プロデューサー]大間知基彰(エソテリック株式会社)
[Super Audio CD リマスタリング・エンジニア]杉本一家(JVC マスタリングセンター(代官山スタジオ))
[Super Audio CD オーサリング]藤田厚夫(有限会社エフ)
[解説]諸石幸生 黒田恭一
[企画・販売]エソテリック株式会社
[企画・協力]東京電化株式会社

 

ソングリスト

  • 1. ピアノ協奏曲第20番ニ短調 K466
  • 2. ピアノ協奏曲第21番ハ長調 K467