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2010年3月21日、渋谷公園通りクラシックスにおけるライブ演奏を余すところなく収録した2枚組CD。武川雅寛、白井良明、鈴木博文(以上ムーンライダーズ)和嶋慎治(人間椅子)の四人衆は、時には1人で、また或時は2人と様々に編成を自由に変化させて音楽を楽しんだ。暗闇に一本だけ灯されたマッチ棒のように、孤独に自分の音楽と向き合ったかと思えば、四人全員が客と一体化して音を楽しむ。CDを回した途端に、その日の静と動、動と静が生々しく伝わってくるはずです。
ここで聴ける楽曲達をジャンルという柵で囲むのは無理です。なぜならば四人がそれぞれ常にその柵を飛び越えて音楽をしているからです。敢えて言うならどこにもない四人衆ミュージック。並はずれた対応力を聞かせてくれる武川のヴァイオリンとマンドリン、二つの全く違った白井と和嶋のスリリングなギタープレイ、そして牛のような包容力を見せる鈴木のベースとギター、ハーモニカ。
帰着することのない音たちは地上数センチの所をふわふわと浮かびながら、みんなを待っているのです。(メトロトロン・レコード社主:鈴木博文)
ぼくは歌も歌わなければギターも弾かない。それでもギターのグルーヴ、言葉のグルーヴでびしびしと突き刺ささってくる。当たり前だ。音楽に細かいウンチクは必要ない。 ふつうにお客さんの目線で好きなのと一緒なのだ。聴き終わる頃には充足感と心地よい疲労感で満たされてた。(pupa/anonymass:権藤知彦)
2枚組にひとり対峙するのは気が重い。ここはライヴ・ハウスに居るつもりで、先ず酒とツマミを用意して、さて。ライヴならではの鈴木の弾き語りで始まる。相変わらずの起き抜けの声。途中デコボコがあったので手元にあるアルバムと聞き較べる。なるほどライヴはライヴ。和嶋が加わり、白井と武川の計四人衆となって、と書いてゆくと紙が尽きるので後は省くが、ま、聴き終えて、朧月夜気分は十分満たされた、と。そして、酒は旨かった。(イラストレーター:矢吹申彦)
四人衆