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ロック史を語る上で決して避けては通れないポストハードコアバンド"FUGAZI(フガジ)"。PUNK/HARDCORE/EMO/INDIE ROCK/POST ROCKへの影響は凄まじく、特にこの記念すべき7曲入りデビュー作後に発表された『MARGIN WALKER』もカップリングされた『13 SONGS』は、この手の音を聴くものであれば避けては通れない一枚。
冒頭を飾る彼らを代表する名曲「WAITING ROOM」はPUNK/HARDCOREキッズであれば一度は口ずさみコピーをしただろうし、数々の有名アーティストがカバーをしたことでも知られている。ジャケットのインパクトも強烈であるし、既にこの当時から魅力の一つであるアートワークまでも確立されている。初期のサウンドは実にシンプル。以前活動していたバンドMINOR THREAT後期のようなスピードを落としメロディアスになった曲調。WIREやGANG OF FOURに代表されるポスト・パンク/ニューウェイブの影響を感じさせるリズム。インテリジェンスと激しさが共存したサウンドは、他を寄せ付けないオリジナリティが爆発している。発売された1988年から全く色褪せることのない一枚。素晴らしいの一言に尽きる。
FUGAZI / フガジ