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71年唯一作がボーナス大量追加でCDリイシュー!
60Sロック・ファンにはお馴染みのカルト夫婦デュオJUDY HENSKEとJERRY YESTERを中心に結成されたバンドROSEBUD。名作と名高い2人の69年デュオ1ST『FAREWELL ALBEBARAN』を発展させた続編2NDアルバムともいえるこちらも名作です。
YESTER流の美しいアレンジとヴォーカル・ハーモニーにどこかストレンジな雰囲気はそのままに、ジャズ~アシッド~バロックを取り込んだポップ・サイケ指向が発揮された1ST『FAREWELL ALBEBARAN』からよりわかりやすい音を求めて発展、スワンプ/カントリー・ロック/エスニックな要素なども取り込みながら男女混声フォーク・ロックの名作として称えられるZAPPAのSTRAIGHTレーベルからの一枚。バンドには2人のほか、のちJAMES TAYLORのバック・バンドから発展したセッション・ミュージシャン集団THE SECTIONの一員としてもおなじみとなるキーボーディスト/シンガーCRAIG DOERGE、SPANKY & OUR GANGやTURTLESを経たドラマーJOHN SEITER等が参加。西海岸カントリー・ロックを聞かせる"YUM YUM MAN"にはスティール・ギターの名手BUDDY EMMONSも参加しています。
ちなみにJUDY HENSKEはJERRY YESTERと離婚後にCRAIG DOERGEと再婚しており、そういう事情もあってか本作のリリース後にバンドは瓦解。各人のキャリアにとって色々な意味で過渡期のアルバムとなっています。ちなみにこれを機にJUDY HENSKEは音楽業界をほぼ引退(73年のCRAIG DOERGEソロ・アルバムでは共作等)、2000年に復活するまで主婦として過ごしていたということです。
"RENO"のモノ・シングル・ヴァージョンやJUDYヴォーカルによる"HEY OLD FRIEND"、JERRYヴォーカルによる"HEY OLD FRIEND"デモなど未発表楽曲7曲を含む10曲のボーナス・トラックを追加収録。新規インタビュー掲載ライナーノート。
ROSEBUD