FINDERS KEEPERSからの06年リイシューで世界に知れ渡った73年ターキッシュ・サイケデリック・ファンク傑作盤『GENCLIK ILE ELELE』でおなじみの才人MUSTAFA OZKENT。元々ブリュッセルのL'ACADEMIE DE MUSIC D'IXELLESでピアノとハーモニーを専攻したのち、60年代からRADIO ANKARA TANGO BANDやRADIO ISTANBUL JAZZ BAND等でラジオ、スタジオ、クラブのギタリスト/アレンジャーとして活躍、ワシントンDCやNY、モントリオールにモスクワ、パリ、リヨン、ブリュッセル、ケルン、ユトレヒト、もちろんイスタンブールと世界各地で公演を重ねるなど、トルコの伝統スケールを自在に操りながら独自の地位を確立したご存知アナトリアン・ファンク・マスターです。
その驚愕の音世界で今や辺境キラー・クラシックとなった『GENCLIK ILE ELELE』から実に44年の時を経たスタジオ・アルバム新作が登場。MUSTAFA OZKENTのソロ・ギターを中心に、ギターとベース、キーボード/エレクトロニクス、2台のドラムとパーカッションという編成のニュー・バンド。かつての傑作同様にロック、ポップ、ジャズ、ブルース、ファンク、ソウル、R&B、サイケ、ライブラリー、アヴァンギャルド、、、がトルコの伝統アナトリアン・フォークとジャンルレスに溶け合いながら、どこか洒脱な現代感覚がプラスされた極上インストルメンタル全10曲。若手ミュージシャンによるファンキーでタイトかつルーズな演奏も 随所にアレンジャーとしての才気を迸らせながら軽妙に纏め上げられています。
