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71年オブスキュア・アシッド・フォークの唯一作が初アナログ・リイシュー!
北アメリカを漂流したのちコロラド州デンヴァーに辿りついたマイナー・シンガー・ソングライターROBB KUNKEL。アンノウンなフォーク・シンガーに焦点を当てた名コンピ『WAYFARING STRANGERS - LONESOME HEROES』や、所属レーベル・アンソロジー『SING IT HIGH, SING IT LOW: TUMBLEWEED RECORDS 1971-1973』への収録でも知られるムーディなソングライターです。そもそもかの地でTUMBLEWEEDレーベルの裏方として関わり、レーベル運営はもちろん、A&RとしてDANNY HOLIEN、PETE MCCABE、DEWEY TERRYらを発掘していた彼がレーベルの崩壊に合わせ最後に放った自身の一枚。
元々ブルースのアマチュア・ピアノ・マンだった彼がレーベル経営側にジャズ畑のプロデューサーを要求しIMPULSEのヘッドだったED MICHELと邂逅、ジャズ・ベース・レジェンドRAY BROWNやWRECKING CREWのJIMMY BONDらを引き連れ録音された本作。柔らかでまどろむような声と張りに満ちた男らしい声を使い分けるROBBのヴォーカルを軸に、独特の浮遊感を湛えるルーズでストーンドでフォーキーな一面に幽玄でゴージャスなジャズやバロック・ストリングス・アレンジが重なりながら、ブルースでアシッド・フォークでサイケなフリー・フォーム・ジャズもちらほら垣間見える一枚に仕上がっています。カントリー、フォーク・ロック、ソフト・ロック、クラシカルなどなども渾然一体、未だ見ぬグルーヴをお探しのDJ諸氏にも人気の あまりに美しく妖しい謎に満ちた隠れた傑作です。
ゲートフォールド・スリーヴ装。未発表フォト、ライナー掲載8ページ・ブックレット。最新リマスター。ハンド・ナンバリング入り600枚限定盤。
ROBB KUNKEL