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QUICKSILVER MESSENGER SERVICEのオリジナルメンバーGARY DUNCANによる2000年以降の膨大な音源を、DINO VALENTEのドキュメンタリーを制作したGRAレーベルが長い時間をかけて編集した音源集がリリース。第2弾となる本作は、老舗クラブSWEAT WATERでのライヴ音源を収録。90年代後半の音源とのことですが、膨大な音源の中から選りすぐられただけにベストなパフォーマンスを堪能できる良盤です!!

シスコ・バンド・ファンならHOT TUNAのライブ盤などでも知っている老舗ライブハウス『SWEET WATER』での録音。レーベルオーナーKARL ANDERSON自らが膨大な音源から厳選した、1990年代後半のベストパフォーマンスの1枚で、日本でもリリースされた1997年の『LIVE AT FIELD STONE』の続編とも言える内容です。オリジナル曲の他、JOHN LEE HOOKER、HERBIE HANCOCK、名ファンキー・ジャズ・ピアニストHORACE SILVERの曲も取り上げていますが、いずれもアレンジのオリジナリティ・演奏内容共にレベルも高く、アルバムとしての一体感が見事。また、GARYのボーカリストとしての魅力も再発見でき、DINO VALENTEと声質や表情がどこか似ていることに驚かされます。オールド・ファンにはおなじみ、SLY & THE FAMILY STONEオリジナルドラマー、GREG ERICOのタイトなプレイをたっぷり聴けるのも貴重。オリジナルQUICKSILVER時代から、ラテン・テイストも一早く取り入れていたGARY、さらに彼の好むJAZZ、R&B的要素も自然に取り込みながら、あくまでもサンフランシスコ・バンドらしい自由で開放的な空間が魅力的です。