FRED NEILから多大な影響を受けたというテキサスの片田舎ワクサハチー出身のマイナー・フォーク/スワンプ・ロック・シンガー・ソングライターMILTON CHESLEY CARROLL。地元のローカル・ラジオ局でのビッグ・ヒットとなったCHESLEY CARROLL名義のシングル"HIPPIE FROM MISSISSIPPI"を経てのNY録音によるデビュー作。
ELTON JOHNの"COUNTRY COMFORT"にJESSE WINCHESTERの"YANKEE LADY"、WAYLON JENNINGSのヒットで知られる"LOVE OF THE COMMON PEOPLE"等のカヴァーやそれらに負けず劣らずのオリジナルを そのファンキーでブルージーでハスキーなヴォーカルで歌いあげるソウルフルなカントリー・ブルース名作。当時RCAのスタッフ・ライターだったTONY LORDIのペンによる"SWEET COUNTRY MUSIC"も白眉です。本作のスワンプ風味を決定付けたドブロ、スティール・ギターのERIC WEISSBERG、"DON'T CRY MY LADY"も書いたギタリストJERRY FRIEDMANをはじめ、キーボードにPAT REBILIOT、ベースにTONY LEVIN、ドラムにSTEVE GADDら錚々たる面子がセッション参加しています。
