アイルランド国営放送RTEと英国国営放送BBCが製作し、アメリカの人気ドブロギター奏者ジェリー・ダグラス(ex ALISON KRAUSS & UNION STATION)と英国スコットランド/シェトランド・フィドルの権威アリィ・ベイン(ex BOYS OF THE LOUGH)がホスト役を務める、話題の音楽TV番組『TRANSATLANTIC SESSIONS』の2007年の模様です。
JOAN OSBORNE(ジョーン・オズボーン) IRIS DEMENT(アイリス・ディメント) KAREN MATHESON(カレン・マシスン) DARRELL SCOTT(ダレル・スコット) EDDIE READER(エディ・リーダー) TIM O'BRIEN(ティム・オブライエン) JULIE FOWLIS PAUL BRADY(ポール・ブレイディ) CARA DILLON(カーラ・ディロン) SAME LAKEMAN BRUCE MOLSKY(ブルース・モルスキー) SHARON SHANNON(シャロン・シャノン) CATRIONA MACKAY(カトリオナ・マッケイ) JIM MURRAY(ジム・マレイ) FRED MORRISN JENNA REID
JERRY DOUGLAS(ジェリー・ダグラス)・・・dobro, steel guitar ALY BAIN(アリィ・ベイン)・・・fiddle, viola RUSS BARENBERG(ラス・バレンバーグ)・・・guitar, mandolin PHIL CUNNINGHAM(フィル・カニンガム)・・・accordion, piano, mandola DONAL LUNNY(ドーナル・ラニー)・・・bouzouki DONALD SHAW(ドナルド・ショウ)・・・accordion, piano, harmonium TODD PARKS(トッド・パークス)・・・bass MICHAEL McGOLDRICK(マイケル・マクゴールドリック)・・・Irish pipes, whistle, flutes JAMES MacKINTOSH(ジェイムス・マッキントッシュ)・・・percussion DONALD HAY・・・percussion RONAN BROWNE(ロナン・ブラウン)・・・Irish pipes, whistles
PROGRAMME 1 ALY BAIN with Jenna Reid & Donal Lunny SOPHIE'S DANCING FEET / ANDY BROWN'S REEL JOAN OSBORNE with Donal Lunny SAINT TERESA PAUL BRADY THE LAKES OF PONTCHARTRAIN RUSS BARENBERG THE DRUMMERS OF ENGLAND KAREN MATHESON with Donald Shaw PUIRT A BEUL(MOUTH MUSIC) / I BHI A DA / “S IOMA RUD A CHUNNA MI / CHATEID FIONNLAIGH A DH'EIGE / CAIRISTION NIGHEAN EOGHAINN DARRELL SCOTT THE OPEN DOOR SHARON SHANNON with Jim Murray & Gerry O'Connor THE SWEDISH JIG / UNTITLED JIG
ジョン・オズボーンのゴスペル・フィーリング溢れる素晴らしき歌に続いて登場するのが、アイルランドきっての男気シンガーソングライター、ポール・ブレイディ。78年のデビュー・アルバム『WELCOME HERE KIND STRANGER』時代から歌い続けているトラディショナルソング「THE KAKES OF PONTCHARTRAIN」を歌います。
アコースティック・スウィングの名盤『カウボーイ・カリプソ』でおなじみ、07年発表の新作『WHEN AT LAST』が只今グラミー賞にノミネートもされているブルーグラス畑のアコースティック・ギターの名手ラス・バレンバーグの、ハウス・バンドの面々のサポートを受けながらの、なんとも心温まる名演奏。ラス・バレンバーグはハウスバンドとして大半でアコギにマンドリンに演奏していますので、これだけまとまった演奏映像を拝むことができるのは教則DVD以外では本作品が初なのです。
PROGRAMME 2 JERRY DOUGLAS LIL' RO RO / LITTLE MARTHA / A MONKEY LET THE HOGS OUT EDDI READER with Tim O'Brien BACK TO EARTH DARRELL SCOTT with Karen Matheson YOU'LL NEVER LEAVE HARLAN ALIVE JENNA REID with Aly Bain HECTOR THE HERO JULIE FOWLIS with Jenna Reid & Donal Lunny BIODH AN DEOCH SEO AN LAIMH MO RUIN(THE DRINK WOULD BE IN MY LOVE'S HAND) CARA DILLON with Sam Lakeman GARDEN VALLEY ALY BAIN with Jenna Reid & Bruce Molsky WOO'D AN' MARRIT AN' A' / UP DA STROODS DA SAILOR GOES
前述した新旧シェトランド・フィドルを代表するジェナ・レイド嬢とアリィ・ベインを中心とした「HECTOR THE HERO」。ジェイムス・スコット・スキナー作曲のストラスペイで、ドナルド・ショウ(ピアノ)、ジェリー・ダグラス(ドブロ)、トッド・パークス(ウッドベース)を従えた5名での演奏です。アリィ・ベインがサポート役にまわり、この場面での主役はジェナ嬢です。
PROGRAMME 3 RUSS BARENBERG THROUGH THE GATES JOAN OSBORNE with Iris DeMent & Bruce Molsky HOLY WATERS SHARON SHANNON with Gerry O'Connr & Jim Murray THE NECK BELLY REELS BRUCE MOLSKY with Julie Fowlis THE BLACKEST CROW PAUL BRADY with Eddi Reader & Karen Matheson RAINBOW KAREN MATHESON with Donald Shaw CRUCAN NA BPAISTE ‘LAMENT FOR KATIE’ (BURIAL PLACE OF THE CHILDREN) TIM O'BRIEN THE CROSSING
PROGRAMME 4 JERRY DOUGLAS SIR ALY B JULIE FOWLIS with Donal Lunny & Bruce Molsky OGANAICH UIR A RINN M'FHAGAIL ‘SPINNING SONG’ (O NOBLE YOUTH WHO HAS LEFT ME) IRIS DEMENT with Joan Osborne & Bruce Molsky HE REACHED DOWN PHIL CUNNINGHAM with Aly Bain FRANK MCCONNELL'S THREE STEP TIM O'BRIEN LOOK DOWN THAT LONESOME ROAD CARA DILLON with Paul Brady & Sam Lakeman THE STREETS OF DERRY FRED MORRISON with Michael McGoldrick, Donal Lunny & Jerry Douglas
FAREWELL TO UIST
THE LOCHABER BADGER
RIP THE CALICO
本作で最も典型的なブルーグラス・ナンバーかもしれない軽快な「LOOK DOWN THAT LONESOME ROAD」はマンドリンを弾きながら歌うティム・オブライエンが主役。ジェリー・ダグラス、アリィ・ベイン、ラス・バレンバーグ、トッド・パークス、パーカッション奏者というラインアップ。アリィ・ベインによるブルーグラス・フィドルもセッションならではの珍しい光景ですね。
プログラム4の最大の見せ場といって良いのが、最後の「FAREWELL TO UIST / THE LOCHABER BADGER / RIP THE CALICO」のダンスチューン三連奏。フレッド・モリソンはスコットランドのバグパイプ奏者ですが、最初の二連はマイケル・マクゴールドリックとのツイン・ロウホイッスルを中心にハウス・バンドが静かに盛り立てる内容ですが、「RIP THE CALICO」に入るやいなや、ツイン・ホイッスルからツイン・バグパイプへと楽器を持ち替えて演奏。スピードも徐々にパワーアップして白熱のアコースティック・プレイを披露してくれます。
PROGRAMME 5 ALY BAIN with Jerry Douglas, Russ Barenberg & Todd Parks ST.ANNE'S REEL KAREN MATHESON with Darrell Scott, Tim O'Brien & Donal Lunny ONE MORE CHANCE CATRIONA MACKAY SWAN LK 243 PAUL BRADY with Cara Dillon, Tim O'Brien & Darrell Scott DON'T TRY TO PLEASE ME JULIE FOWLIS with Bruce Molsky BOTHAN AIRIGH AM BRAIGH RAITHNEACH (THE SHEILING ON THE BRACKEN BRAE) JOAN OSBORNE with Bruce Molsky PLEASE DON'T TELL ME HOW THE STORY ENDS BRUCE MOLSKY with Sharon Shannon & Jim Murray SHOVE THE PIG'S FOOT A LITTLE BIT FURTHER INTO THE FIRE
ポール・ブレイディの歌を囲むように、カーラ・ディロンらがハーモニーをつけていく「DON'T TRY TO PLEASE ME」もCDでは味わうことのできない面白い組み合わせですね。
プログラム5のトリは、番組のテーマ曲として使用されている「SHOVE THE PIG'S FOOT A LITTLE BIT FURTHER INTO THE FIRE」。演奏陣が円形状に座りながら、和やかなセッションを繰り広げてくれます。演奏陣の顔がみな笑みを湛えているのが印象的です。
PROGRAMME 6 BRUCE MOLSKY HALF PAST FOUR EDDI READER with Karen Matheson & Paul Brady AYE WAUKEN-O TIM O'BRIEN with Darrell Scott BROTHER WIND ALY BAIN with Jerry Douglas, Todd Parks & Donald Shaw SOPHIE'S LULLABY CARA DILLON with Paul Brady & Sam Lakeman
P STANDS FOR PADDY DARRELL SCOTT with Paul Brady SHATTERED CROSS MICHAEL MCGOLDRICK with Donal Lunny & Bruce Molsky SAIL AWAY LADIES / WALKING IN THE PARLOUR
ところで最近の「ケルティック・クリスマス」はどんどん先細りしていっている印象がして寂しいのです。こういう顔ぶれで「ケルティック・クリスマス」をみせてくださいよ!プランクトンさん!と言いたくなるのが、冒頭の「HALF PAST FOUR」の演奏シーン。
プログラム6のトリ、「SAIL AWAY LADIES / WALKING IN THE PARLOUR」は、ドーナル・ラニーとブルース・モルスキーらが中心となっている超級トラッド・グループ=モザイクのレパートリーでもあります。クレジットどおり、ドーナル×モルスキー×マクゴールドリック(パイプ)のトリオでの快演!
BONUS TRACKS PHIL CUNNINGHAM with Aly Bain ELEANOR OF USEN IRIS DEMENT with Bruce Molsky THERE'S A WHOLE LOT OF HEAVEN FRED MORRISON with Bruce Molsky THE KANSAS CITY HORNPIPE / JARLATH'S TUNE
■V.A. 『TRANSATLANTIC SESSIONS 3』
(輸入DVD2枚組 /PAL方式の為 通常の日本製DVD機器ではかかりません / 3,290円)
英 米 愛蘭のルーツ音楽人気音楽家/歌手が多数出演する豪華ラインアップでのライヴ・セッションDVD!!
英国やアイルランドを中心とするブリテン諸島のトラディショナル・ミュージック、ブルーグラスを始めとするアメリカのルーツ・ミュージック/ストリングバンド・ミュージックの最大の魅力のひとつは、セッションではないでしょうか?
フェスティヴァルやライヴで繰り広げられるセッションでは、スタジオ録音されたCD等では味わえない、興味深いラインアップによる名演が楽しむことができるのが醍醐味ですよね。
そのライヴ・セッションの魅力が詰まった2枚組DVDがリリースされました。
アイルランド国営放送RTEと英国国営放送BBCが製作し、アメリカの人気ドブロギター奏者ジェリー・ダグラス(ex ALISON KRAUSS & UNION STATION)と英国スコットランド/シェトランド・フィドルの権威アリィ・ベイン(ex BOYS OF THE LOUGH)がホスト役を務める、話題の音楽TV番組『TRANSATLANTIC SESSIONS』の2007年の模様です。
舞台は英国はスコットランドのハイランド地方。ジャコバイトの反乱での有名な古戦場があるキリークランキー(Killiecrankie)近郊にある農場にぽつんと点在する平屋「Strathgarry House」です。
このDVDでも所々に出てきますが、建物の周囲には、英国ならでは田園風景と美しい山々、森林、河川が広がります。残照に染まる冬景色がなんとも言えぬ余韻を運び、素晴らしいセッション映像への最良のスパイス役になっています。
そこへ、アイルランド~英国~アメリカで活躍するルーツ・ミュージックの人気音楽家/歌手達が多数集まって、コンサート/スタジオ用の広いリヴィング・ルーム内で、所々に美しい景色と楽屋風景、短めのインタビューをはさみながら、次から次へと無邪気にライヴ・セッションを繰り広げていくというもの。
番組は30分番組でこのDVDには2007年の模様を合計6本収録、加えてボーナストラックやセッション・シーンのスライド・ショーも収められた全229分収録のボリューム大!
メイン・ゲストとして招待されたのが、下記の面々。
JOAN OSBORNE(ジョーン・オズボーン) IRIS DEMENT(アイリス・ディメント) KAREN MATHESON(カレン・マシスン) DARRELL SCOTT(ダレル・スコット) EDDIE READER(エディ・リーダー) TIM O'BRIEN(ティム・オブライエン) JULIE FOWLIS PAUL BRADY(ポール・ブレイディ) CARA DILLON(カーラ・ディロン) SAME LAKEMAN BRUCE MOLSKY(ブルース・モルスキー) SHARON SHANNON(シャロン・シャノン) CATRIONA MACKAY(カトリオナ・マッケイ) JIM MURRAY(ジム・マレイ) FRED MORRISN JENNA REID
彼らメイン・ゲストの歌や演奏を支えるのが、ホスト役のジェリー・ダグラスとアリィ・べインによるバンド=トランスアトランティック・セッションズ・ハウス・バンドの面々。この面々も一流どころがずらりと顔を揃えているのです。
JERRY DOUGLAS(ジェリー・ダグラス)・・・dobro, steel guitar
ALY BAIN(アリィ・ベイン)・・・fiddle, viola
RUSS BARENBERG(ラス・バレンバーグ)・・・guitar, mandolin
PHIL CUNNINGHAM(フィル・カニンガム)・・・accordion, piano, mandola
DONAL LUNNY(ドーナル・ラニー)・・・bouzouki
DONALD SHAW(ドナルド・ショウ)・・・accordion, piano, harmonium
TODD PARKS(トッド・パークス)・・・bass
MICHAEL McGOLDRICK(マイケル・マクゴールドリック)・・・Irish pipes, whistle, flutes
JAMES MacKINTOSH(ジェイムス・マッキントッシュ)・・・percussion
DONALD HAY・・・percussion
RONAN BROWNE(ロナン・ブラウン)・・・Irish pipes, whistles
下記に収録曲/演奏者のクレジットを掲載しました。DVDブックレットのクレジットを記載しましたが、演奏者としてクレジットされているのはその曲でいわば主役を務めるアーティストのみで、実際には、トランスアトランティック・ハウス・バンドが大半で贅沢なバックアップをしています。
PROGRAMME 1
ALY BAIN with Jenna Reid & Donal Lunny SOPHIE'S DANCING FEET / ANDY BROWN'S REEL
JOAN OSBORNE with Donal Lunny SAINT TERESA
PAUL BRADY THE LAKES OF PONTCHARTRAIN
RUSS BARENBERG THE DRUMMERS OF ENGLAND
KAREN MATHESON with Donald Shaw PUIRT A BEUL(MOUTH MUSIC) / I BHI A DA / “S IOMA RUD A CHUNNA MI / CHATEID FIONNLAIGH A DH'EIGE / CAIRISTION NIGHEAN EOGHAINN
DARRELL SCOTT THE OPEN DOOR
SHARON SHANNON with Jim Murray & Gerry O'Connor THE SWEDISH JIG / UNTITLED JIG
冒頭は本作品に相応しく和気あいあいとしたセッション大会。アリィ翁とジェナ嬢の新旧を代表するシェトランド・フィドルのトッププレイヤーの演奏を中心にドーナル・ラニーやジェリー・ダグラス、マイケル・マクゴールドリック、ドナルド・ショウらハウスバンドの面々での、軽快に飛ばすダンスチューン二連奏です。絶妙なカメラ・ワークの賜物で、まるで視聴者がその場に居合わせているかのような雰囲気になります。
ジョン・オズボーンのゴスペル・フィーリング溢れる素晴らしき歌に続いて登場するのが、アイルランドきっての男気シンガーソングライター、ポール・ブレイディ。78年のデビュー・アルバム『WELCOME HERE KIND STRANGER』時代から歌い続けているトラディショナルソング「THE KAKES OF PONTCHARTRAIN」を歌います。
アコースティック・スウィングの名盤『カウボーイ・カリプソ』でおなじみ、07年発表の新作『WHEN AT LAST』が只今グラミー賞にノミネートもされているブルーグラス畑のアコースティック・ギターの名手ラス・バレンバーグの、ハウス・バンドの面々のサポートを受けながらの、なんとも心温まる名演奏。ラス・バレンバーグはハウスバンドとして大半でアコギにマンドリンに演奏していますので、これだけまとまった演奏映像を拝むことができるのは教則DVD以外では本作品が初なのです。
90年代のケルト音楽隆盛ブーム時にアイルランドの雄がアルタンなら、スコットランドのケルト音楽で人気を博したのがカパーケリーでした。その看板女性歌手カレン・マシスン(いまだに来日をしていないケルト系の大物女性歌手)は、スコットランドの伝統的歌唱法のひとつ、マウス・ミュージック(口三味線)を披露してくれます。ハウスバンドの演奏はまるでチーフタンズのようなノリノリの演奏で、それを従えたカレンのマウス・ミュージックがさら熱を帯びていく、という内容。
ダレル・スコットはアメリカはナッシュヴィルのシンガーソングライター。あのディクシーチックスにも楽曲を提供している骨太で秀逸な楽曲を書くことで知られているミュージシャンです。
そして最後はやっぱりシャロン! 間近で見ると彼女も歳を重ねてきたのだなぁ・・・という現実感にちょっぴり淋しくもなりますが、アイリッシュ音楽に格段の興味がない音楽リスナーをもひきつけてしまう天真爛漫な演奏スタイルは今なお不変。クレジットの他には、ラス・バレンバーグがマンドリンで(通常なら妹メアリーが担当しているのでしょう)、マイケル・マクゴールドリックがフルートで、フィル・カニンガムがピアノ・アコーディオンで、トッド・パークスがウッドベースで、後、パーカッション奏者が1名という布陣。
PROGRAMME 2
JERRY DOUGLAS LIL' RO RO / LITTLE MARTHA / A MONKEY LET THE HOGS OUT
EDDI READER with Tim O'Brien BACK TO EARTH
DARRELL SCOTT with Karen Matheson YOU'LL NEVER LEAVE HARLAN ALIVE
JENNA REID with Aly Bain HECTOR THE HERO
JULIE FOWLIS with Jenna Reid & Donal Lunny BIODH AN DEOCH SEO AN LAIMH MO RUIN(THE DRINK WOULD BE IN MY LOVE'S HAND)
CARA DILLON with Sam Lakeman GARDEN VALLEY
ALY BAIN with Jenna Reid & Bruce Molsky WOO'D AN' MARRIT AN' A' / UP DA STROODS DA SAILOR GOES
冒頭のジェリー・ダグラスの演奏はドブロ・ソロ・プレイです。ジェリー・ダグラスの演奏映像が沢山詰まったDVDというとアリソン・クラウス&ユニオン・ステーションの2枚組ライヴDVD『LIVE』やHOMESPUN TAPESの教則DVDぐらいですので、ソロでもフィーチャーされ、しかも大半で演奏している本作品は、ジェリー・ダグラスの一度聴いたら忘れることのできないドブロ・プレイに魅了された僕のようなファンには堪らない1本ですね。
セッションの醍醐味という点でいうと、エディ・リーダーwithティム・オブライエン、ダレル・スコットwithカレン・マシスンの組み合わせも見どころ。普段は別々の国を拠点に活動している訳ですので、こういう場面はフェスティヴァルぐらいでしか見ることはできません。
前述した新旧シェトランド・フィドルを代表するジェナ・レイド嬢とアリィ・ベインを中心とした「HECTOR THE HERO」。ジェイムス・スコット・スキナー作曲のストラスペイで、ドナルド・ショウ(ピアノ)、ジェリー・ダグラス(ドブロ)、トッド・パークス(ウッドベース)を従えた5名での演奏です。アリィ・ベインがサポート役にまわり、この場面での主役はジェナ嬢です。
JULIE FOWLIS嬢は若手のスコットランド女性シンガーで、2007年のスコッツ・トラッド・アワードで年間最優秀アルバム大賞を受賞した現地で現在最も注目を浴びる新進の歌い手です。ここでもジェリー・ダグラスのドブロ・プレイが光っています。
プログラム2の最後を締めくくるのは、モザイクのメンバーとして今春再来日するオールドタイムフィドルの第一人者ブルース・モルスキーを加え、トリプル・フィドル!を中心としたインストゥルメンタル・ナンバーです。
PROGRAMME 3
RUSS BARENBERG THROUGH THE GATES
JOAN OSBORNE with Iris DeMent & Bruce Molsky HOLY WATERS
SHARON SHANNON with Gerry O'Connr & Jim Murray THE NECK BELLY REELS
BRUCE MOLSKY with Julie Fowlis THE BLACKEST CROW
PAUL BRADY with Eddi Reader & Karen Matheson RAINBOW
KAREN MATHESON with Donald Shaw CRUCAN NA BPAISTE ‘LAMENT FOR KATIE’ (BURIAL PLACE OF THE CHILDREN)
TIM O'BRIEN THE CROSSING
オールドタイムフィドルの第一人者ブルース・モルスキーがフィドルを弾きながらジェリー嬢とともに歌う「THE BLACKKEST CROW」はモザイクのレパートリーのひとつ。
ポール・ブレイディとエディ・リーダー、カレン・マシスンの顔合わせも興味深いものがあります。
PROGRAMME 4
JERRY DOUGLAS SIR ALY B
JULIE FOWLIS with Donal Lunny & Bruce Molsky OGANAICH UIR A RINN M'FHAGAIL ‘SPINNING SONG’ (O NOBLE YOUTH WHO HAS LEFT ME)
IRIS DEMENT with Joan Osborne & Bruce Molsky HE REACHED DOWN
PHIL CUNNINGHAM with Aly Bain FRANK MCCONNELL'S THREE STEP
TIM O'BRIEN LOOK DOWN THAT LONESOME ROAD
CARA DILLON with Paul Brady & Sam Lakeman THE STREETS OF DERRY
FRED MORRISON with Michael McGoldrick, Donal Lunny & Jerry Douglas
FAREWELL TO UIST
THE LOCHABER BADGER
RIP THE CALICO
冒頭のジェリー・ダグラスはソロではなくハウス・バンドとの演奏です。続く2曲目ではジュリー嬢の美声が堪能できます。間奏時にはホイッスルを吹いています。
「HE REACHED DOWN」ではアコを弾くシャロンの傍らでピアノを弾きながらアイリス・ディメントが歌います。途中からジョン・オズボーンとブルース・モルスキーがハーモニーを加えていきます。
本作で最も典型的なブルーグラス・ナンバーかもしれない軽快な「LOOK DOWN THAT LONESOME ROAD」はマンドリンを弾きながら歌うティム・オブライエンが主役。ジェリー・ダグラス、アリィ・ベイン、ラス・バレンバーグ、トッド・パークス、パーカッション奏者というラインアップ。アリィ・ベインによるブルーグラス・フィドルもセッションならではの珍しい光景ですね。
プログラム4の最大の見せ場といって良いのが、最後の「FAREWELL TO UIST / THE LOCHABER BADGER / RIP THE CALICO」のダンスチューン三連奏。フレッド・モリソンはスコットランドのバグパイプ奏者ですが、最初の二連はマイケル・マクゴールドリックとのツイン・ロウホイッスルを中心にハウス・バンドが静かに盛り立てる内容ですが、「RIP THE CALICO」に入るやいなや、ツイン・ホイッスルからツイン・バグパイプへと楽器を持ち替えて演奏。スピードも徐々にパワーアップして白熱のアコースティック・プレイを披露してくれます。
PROGRAMME 5
ALY BAIN with Jerry Douglas, Russ Barenberg & Todd Parks ST.ANNE'S REEL
KAREN MATHESON with Darrell Scott, Tim O'Brien & Donal Lunny ONE MORE CHANCE
CATRIONA MACKAY SWAN LK 243
PAUL BRADY with Cara Dillon, Tim O'Brien & Darrell Scott DON'T TRY TO PLEASE ME
JULIE FOWLIS with Bruce Molsky BOTHAN AIRIGH AM BRAIGH RAITHNEACH (THE SHEILING ON THE BRACKEN BRAE)
JOAN OSBORNE with Bruce Molsky PLEASE DON'T TELL ME HOW THE STORY ENDS
BRUCE MOLSKY with Sharon Shannon & Jim Murray SHOVE THE PIG'S FOOT A LITTLE BIT FURTHER INTO THE FIRE
プログラム5は、ジェリー・ダグラスやラス・バレンバーグらのバックアップを受け、まるで水を得た魚のように演奏するアリィ・ベインの「ST.ANNE'S REEL」でスタートします。このDVDの中でもアリィ・ベインの独壇場といっても良いシーンでしょう。ジェリー・ダグラスもドブロで負けじと応酬しています。ホストの2人が最も光る場面です。
フィドラーズビッドのメンバーとして「ケルティック・クリスマス」で来日もある女性ハープ奏者カトリオナ・マッケイ。たおやかな演奏に心洗われる思いです。
ポール・ブレイディの歌を囲むように、カーラ・ディロンらがハーモニーをつけていく「DON'T TRY TO PLEASE ME」もCDでは味わうことのできない面白い組み合わせですね。
プログラム5のトリは、番組のテーマ曲として使用されている「SHOVE THE PIG'S FOOT A LITTLE BIT FURTHER INTO THE FIRE」。演奏陣が円形状に座りながら、和やかなセッションを繰り広げてくれます。演奏陣の顔がみな笑みを湛えているのが印象的です。
PROGRAMME 6
BRUCE MOLSKY HALF PAST FOUR
EDDI READER with Karen Matheson & Paul Brady AYE WAUKEN-O
TIM O'BRIEN with Darrell Scott BROTHER WIND
ALY BAIN with Jerry Douglas, Todd Parks & Donald Shaw SOPHIE'S LULLABY
CARA DILLON with Paul Brady & Sam Lakeman
P STANDS FOR PADDY
DARRELL SCOTT with Paul Brady SHATTERED CROSS
MICHAEL MCGOLDRICK with Donal Lunny & Bruce Molsky SAIL AWAY LADIES / WALKING IN THE PARLOUR
ところで最近の「ケルティック・クリスマス」はどんどん先細りしていっている印象がして寂しいのです。こういう顔ぶれで「ケルティック・クリスマス」をみせてくださいよ!プランクトンさん!と言いたくなるのが、冒頭の「HALF PAST FOUR」の演奏シーン。
続くシーンは、エディ・リーダーの歌にポール・ブレイディとカレン・マシスンがハーモニーVoで参加する内容。3人ともに音楽シーンにおいてトップレベルの地位と名声を築きあげた歌い手ですが、そんな三歌手が贅沢にも一堂に集まって歌うというシーン、これも『TRANSATLANTIC SESSIONS』のみどころのひとつですね。
プログラム6のトリ、「SAIL AWAY LADIES / WALKING IN THE PARLOUR」は、ドーナル・ラニーとブルース・モルスキーらが中心となっている超級トラッド・グループ=モザイクのレパートリーでもあります。クレジットどおり、ドーナル×モルスキー×マクゴールドリック(パイプ)のトリオでの快演!
BONUS TRACKS
PHIL CUNNINGHAM with Aly Bain ELEANOR OF USEN
IRIS DEMENT with Bruce Molsky THERE'S A WHOLE LOT OF HEAVEN
FRED MORRISON with Bruce Molsky THE KANSAS CITY HORNPIPE / JARLATH'S TUNE
●こちらの商品は、新宿ルーツ&トラディショナル館で取扱いがございます。コチラをクリックしていただくと同商品のライヴ映像が閲覧できます。