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なぜ電気代が上がった?エネルギー問題のこの先は?
取り組みを続ける先人たちといとうせいこうが緊急問答!
「電気代高騰と再エネの窮地。この大ピンチをチャンスに変えるために、必読の一冊!」経済思想家・斎藤幸平
「いとうせいこうさんが電気を作っている事を知って、「どうしたって電気は使うわけだし、どうせなら好きな人から買おう」と、"みんな電力"に申し込んだ。後は何にも知らなんだ。でも実はこれ、漆黒の闇夜を再生可能エネルギーという希望の光で照らし、新時代を切り拓く、ユニークでユーモラスな大人たちの壮大な物語だった。僕らは今、知るべきことがある。僕は今、知ることが出来た。いとうさんから、電気を買っただけなのに。」
綾小路 翔(氣志團)
●まえがきより
さてこのインタビュー集は、このところ突然旗色が悪くなったかのように見える「再生可能エネルギー」に実際に関わっている方々への真摯な質疑応答でできている。発電を農業と結びつけて進める人、その電気の中からよりよいものを選んで集め、それを家庭や店舗や工場に売る人、一般の電気網から切断された暮らしを可能にするために蓄電池を開発する人、そして海外で何が起きているかをよく知る専門家。なぜそんな本をつくろうとトップスピードで動いたかといえば、僕自身が〈みんな電力〉の協力で〈いとうせいこう発電所〉を福島に持ち、太陽光でつくった電気を限られた契約者の方々に売ってみているからだ。なぜ自分で発電所を持ったかといえば、まず第一に「誰でも発電できる世の中になったのだ」とわかりやすく構造の変化を示したいからであった。だが、状況が変わってきた。いや、変わらされてきたというのが実感だ。それならなぜ「変わらされている」のだろうか。ということで、僕は各地へ飛んで質問を繰り返した。エネルギー不足はなぜ起きているのか。再生可能エネルギーは本当に明日への道を照らすものではないのか。ここで行く方向をあやまると、ほんの十数年後、私たちはどん詰まりの前で立ちすくむのではないか。そういう危機感からこの本はできている。読み終えて、さて皆さんはどの道を選ぼうと考えるだろうか。
いとうせいこう