NHKの電子音楽

川崎弘二

国内外にその名を馳せたNHK=日本放送協会で作曲された日本の電子音楽群。その全貌がラジオ放送開始100周年の今年、はじめて明かされる。

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レーベル
フィルムアート社
国(Country)
JPN
フォーマット
BOOK
規格番号
4845925049
通販番号
1009024225
発売日
2025年07月12日
EAN
9784845925049
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商品詳細情報

国内外にその名を馳せたNHK=日本放送協会で作曲された日本の電子音楽群。
電子テクノロジーとメディアの交錯によって作られた20世紀・未来の音楽の歴史の全貌が、ラジオ放送開始100周年の今年、はじめて明かされる。


1956年の黛敏郎・諸井誠「七のヴァリエーション」、1966年のカールハインツ・シュトックハウゼン「テレムジーク」、1967年の湯浅譲二「ホワイト・ノイズによるイコン」など音楽史にその名を刻む数々の作品が生み出される舞台となった「日本放送協会=NHK」。


本書では1925年の東京放送局開局によって訪れた、聴覚のみで伝える新しいメディア=ラジオの登場による新たな音響表現が模索された黎明期から、電子音響による創作の可能性が見出され、本格的に電子音楽制作を進めていくなかでNHKに電子音楽のためのスタジオが仮設された1954年、電子音楽が国家的規模のメディア・イベントで用いられた1964年の東京オリンピック、1970年の大阪万博といった黄金期での状況、そしてその役割を徐々に終えていく2000年代まで、NHKを中心とした日本の電子音楽の歴史を余す所なく調査・記述しています。