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1962年、ジョン・ケージは現代芸術の拠点であった草月アートセンターの招聘により初めて来日し、当時の芸術界に多大な影響をもたらした。そのコ ンサート・ツアーに関しては、録音が残っているにもかかわらず、これまで公にされていなかった。ケージの思想的側面がしばしば論争の材料になっているが、 実際その音はどうだったのか?
2012年はケージ生誕100年であるとともに、初来日からちょうど50年という節目にあたる。この『ジョン・ ケージ・ショック』シリーズは、その歴史的コンサートのライブ録音を編纂したものであり、演奏者はケージ本人やデヴィッド・チュードア、若き日の一柳慧や 高橋悠治、そして再びアメリカに戻ってしまう前の小野洋子と非常に豪華。それにもまして演奏の激烈さには驚愕するしかない。当時のことを直接見聞した人々 が他界していく中、わずかに残されたケージの「本当の衝撃」を時代の証言として世に問う最後の機会として、この貴重な記録がついに公開される。ツアーに同 行した写真家・吉岡康弘氏の未発表の記録写真も多数掲載。
■ジョン・ケージ・ショック Vol. 3■
かの有名な 「4'33''」の第2番として書かれたのがこの「0'00''」(1961)で、この作家ケージ自身による演奏が世界初演。「最大の増幅が得られるよう にし、抑制された行為をせよ」という指示書きに従い、文字を書いたりするガサゴソという音がノイズとなって放出される。一柳の初期のグラフィック作品「ピ アノ音楽第7」(1961)も、ピアノや玩具などを使って炸裂するソリッドな音響が怪しくも美しい!他にビールの「Composition II for 2 Pianos」(1960/61)を収録。
JOHN CAGE / ジョン・ケージ