2,566円(税込)
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元DNAの異才キーボーディストROBIN CRUTCHFIELD率いるDARK DAY、89年の埋もれた中世音楽復古ミニマル・ゴシック・インストゥルメンタル実験作。
03年の『STRANGE CLOCKWORK』に続いて、本人による完全自主制作盤が到着です。
自身が結成のきっかけとなった70年代後半のDNA、NY人脈うっすら総ざらいの80年代初頭初期DARK DAY作品を経て一息ついた異能が MOONDOGに代表される「あの頃の(異形)音楽への偏愛」への自らの偏愛をもとに自由に吐き出したチェンバー・アンサンブル。チェロ、リコーダー、ベル、サイロフォン、プサルテリウム(14-15世紀の弦楽器)等々が、独特の翳を持ったパイプオルガン/キーボードと絡みつく独自世界です。夜明け前は真っ暗、明けても結局ダークな日、にぴったり。
THE DISAPPEARANCE
EQUESTRIAN (THE TROJAN HORSE)
THE PEDESTRIAN (HEADS WILL ROLL)
DARKER DAY
ROBIN自身のシンセや打楽器を中心に、80年代アングラアコースティックバンドWOODS(初期SLUMBERLANDやHARRIETでのリリースで知る人ぞ知る90年代DIY歌姫LINDA SMITHも在籍)での活動でも知られる確かな音楽家BRIAN BENDLINとSTEVEN CHESLIK-DEMEYERのふたり、当時ANN MAGNUSSON(NYを代表するアングラ演劇人/女優/パフォーミングアーティスト/SHIMMY DISCのKRAMERの元嫁/BONGWATERの片割れ/NYガールズパーカッションパンクスPULSALLAMAの一員)周辺で頭角を現していたデザイナー/ダンサー/管楽器奏者SHAWN MCQUATEも参加、と地味にたまらない人脈も要注意です。
曰くPENGUIN CAFE ORCHESTRAの偏執ミニマル・アコースティック、DEAD CAN DANCEの変質古代音楽に、当然のNY先達MOONDOGから学んだ「バッハXネイティヴ・インディアン」な中世趣味と原始パーカッション。アンビエントなニュー・エイジでもあり構築的な現代音楽でもあり、MOONDOG同様にプリミティヴという部分でストリートミュージック。本人自ら"PAGAN MUSIC"と称する、どこにもない土地のどこにもいない人々が鳴らす暗く落ち着く異教の民俗儀礼音楽集です。
【ROBIN CRUTCHFIELD】:
77年、ARTO LINDSAYとともにIKUE MORIをたらしこみNO WAVE伝説バンドDNAを結成、あの『NO NEW YORK』コンピ参加でキャリアをスタート。その後79年には早々にDNAを脱退解体し、NYガールズ・アヴァン・パンクスUTのNINAL CANAL、ご存じMARSのNANCY ARLEN、DEL-BYZANTEENSのPHIL KLINE、JIM JARMUSCH(もちろんのちの映画監督)、TUXEDOMOONのSTEVEN BROWN、PETER PRINCIPLら錚々たる面子を率いて自身のバンドDARK DAYを結成、80年代にはUSコールドウェーヴ名盤『WINDOW』(2010年にDARK ENTRIESよりめでたくアナログリイシュー!)などまさしくコールドウェーヴ/ダークウェーヴな傑作を残しながら90年代に入ると次第にソロ化、それでもひっそりと創作活動を続けていた知る人ぞ知る地下音楽家。03年には『DARKEST BEFORE DAWN』を孤独にポップに推し進めた電子バロック最高峰『STRANGE CLOCKWORK』をそっとリリース。
DARK DAY