1,980円(税込)
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「様々な和楽器とアナログシンセサイザー、環境音が織りなすノスタルジック電子音楽。いにしえの時を経て、現在に現れたネオジャポニカ」全編を通して、電子音楽的アプローチに従いながらも昨今の“いわゆる”エレクトロ二カ的な音色をあえて用いず、独特な音の佇まいへの創意工夫が見られる。アルバム冒頭の「瑞泉 -Zuisen-」では、シンプルなアルペジオに、有機的な電子音(物音)が散りばめられ独特の静けさを引き立てつつも、和太鼓のビートや笙によってミニマルで直線的なグルーヴが生み出されている。まさに「幽玄なダンスミュージック」。
日本の音階を用いた持続和音に巨大な太鼓の音が鳴り響く「源郷-Genkyo-」では、トランペット奏者でもある川村祐介が篠笛で参加している。他にも各断片的なメロディーを現代音楽的に配置した事により、映画音楽の様な不安をかき立てるような「洞の舞い霧 -Utsuo NoMaigiri-」や和楽器主体のリズム体にアナログディレイによるダブ処理が施された「千香羅-Chikara-」はベースプレイヤーpullとの共作。「橙 -Daidai-」では、レーベルメイトである佐々田達郎(snfkn)がアコースティックギターで参加。さらに三味線奏者もフィーチャーされるなど、様々な音色が重なり合う事によりアルバム中最も賑やかな曲となっている。
SUGAI KEN