スコットランド・ヒルタ島に生息する、絶滅の危機に瀕した海鳥たちと共に生み出された作品。

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2026.08.19

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『THINGS THAT VANISH』は、スコットランド・セント・キルダ諸島の主島であるヒルタ島で、夜間にレコーディングされた。このアルバムにはヒルタ島のサウンドスケープが息づいている。


風、波、鳥たちのささやき、そしてシギ(水辺にすむ小型から中型の水鳥(渉禽類)の総称)のこの世のものとは思えないような鳴き声が、静かにうねるように響き渡る。セント・キルダのトラディショナルなフォークミュージック影響を受けるのと同時に、このアルバムの楽曲は島々に生息する絶滅の危機に瀕した海鳥たち(パフィン (ニシツノメドリ)、ギルモット (ウミガラス)、ストームペトレル、鵜、シアーウォーター(ミズナギドリ)、キティウェイク (カモメ)、カツオドリ、ボンクシー (オオトウゾクカモメ)、フルマカモ)からもインスピレーションを得ているのだ。バンドメンバーは、これらの鳥にまつわる民話や、それらがしばしば原始的で暗く、不気味な性質を帯びた存在として描かれている点に強く惹かれた。そうした物語の中で、これらの鳥はまるで海の怪物のような性質を帯びている。子牛や羊を捕食し、溺死した船乗りの海に漂う魂、あるいは残酷な船長の呪われた霊であると信じられているのだ。




レコーディングにはシンセサイザーは一切使用されていない。その代わりに、制作にはセント・キルダで収集されたフィールド・レコーディングやハイドロフォン録音をサンプリング・加工した音源のみが用いられている。さらに、ドローン・サウンドはRICHARD O’FLYNN、JOE GARDNERが先駆けて開発した手法によって生成された。岩石や骨のサンプルはX線回折(XRD: X-Ray Diffraction)を用いて分析され、サンプルの化学組成に対応するピークを持つスペクトルが生成される。このスペクトルは正弦波にマッピングされ、ドローンを形成している。  

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