予約♪ BCLラジオを複数台使用したパフォーマンスを行う、ラヂオ ENSEMBLES アイーダの初の作品集

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2017.11.15

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[Artist] ラヂオ ENSEMBLES アイーダ [Title] IN A ROOM - RADIO OF THE DAY#1-

-作品概要-


BCLラジオを複数台使用したパフォーマンスを行う、女性アーティストA.Mizukiによるソロユニット「 Radio ensembles Aiida」の初の作品集が完成した。IN A ROOM - Radio of the Day #1 - 」というタイトルに表れているように、全ての録音は彼女の部屋で行われた。日々彼女を取り巻く、朝の鳥の鳴き声、雨音、終電車、そしてPCや様々な電化製品の発する電磁波など全てを取り込んだ、とある日常の中のアンサンブルのDiaryリレースイッチの電流制御により生まれる硬派かつシンプルなビートや電磁波音響サウンドは、かつて90年代を席巻したPansonicnotomego勢が提示したエラーテクノイズを彷彿とさせる。

 

しかし、全てのトラックがフィールドレコーディングの手法で行われていることに加え、回転するターンテーブル上に置かれたラジオから発生する立体的なロータリーサウンドが作り出す空間へのアプローチにより、プリミティブかつトライバルな空気感をたたえつつ、日常では通常避けるはずのラジオの発するノイジーなサウンドをより身近なものであると認識出来る、不思議な作品集に仕上がっている。

 

そしてそれはまるで、彼女がラジオのスイッチをONにした瞬間から発生する引力に引き寄せられ集まった様々なサウンド達が執り行う祝祭の儀式の「現地録音」のようである。

そして、彼女はその中の一員にすぎないのかもしれない、という錯覚さえ覚えるのだが、確実にその場を支配しているのは、やはり彼女なのだと、ふと気づく瞬間が訪れる、非常に魅惑的な音響ノイズ作品である。

 

日常に溢れる環境音や飛び交う電磁ノイズ全てを引き込む「解放された密室」で精製されたこの音楽は、2017年最新の「都市型フォルクローレ」と呼べるかもしれない。


プロフィール

 Radio ensembles Aiida  /  ラヂオ Ensembles アイーダ

 

A.Mizuki による ソロ・サウンド ユニット。

複数のBCLラジオが偶然 織り成す一期一会の送受信音と、リレースイッチの電流制御や ターンテーブルの回転運動によって生まれるリズム/ビート をコンダクトし、ラジオ特有の ノイジー且つグルーヴィな音世界を紡ぎ出す。短波ラジオ・AMラジオ・FMラジオの電波を駆使した、シンプル且つ大胆な手法による アコースマティックな電波サーフ。

繊細 ときに 爆音 。

 

使用ラジオ :

ナショナル クーガ RF-2200

ナショナル クーガ RF-1150

ナショナル クーガ No.7 (RF-877)

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