高橋悠治/藤枝守 / 「電脳カフェ」のための音楽 現代音楽とサイバーオカルトが野合した日本の電子音楽裏歴史 特殊仕様 LP で再降臨!! 入荷♪

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2024.03.26

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YUJI TAKAHASHI / MAMORU FUJIEDA / 高橋悠治 / 藤枝守 / MUSIC FOR 'CYBER CAFE' / 「電脳カフェ」のための音楽

MUSIC FOR 'CYBER CAFE' / 「電脳カフェ」のための音楽

YUJI TAKAHASHI / MAMORU FUJIEDA 高橋悠治 / 藤枝守

現代音楽とサイバーオカルトが野合した日本の電子音楽裏歴史 特殊仕様 LP で再降臨!!

エム・レコード (em RECORDS) / JPN / LP(レコード) / EMC019LP / 1008809602 / 2024年03月26日

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=LP の仕様=
当時の「電脳カフェ」案内フライヤーのプリントパターンを再現し、電子機器用 IC基板(本物)と『Computer Café Music』カセットインデックスの複製をジャケットに貼り付けた電脳仕様。ディスクは独 D&M でのマスタリングで 45 回転カッティングが施され意味も無く高音質。川崎弘二の解説、インサート封入。(※写真はモックアップ見本です)


本作は 1991 年 9 月にアールヴィヴァン(西武)運営のスペースで高橋悠治が企画したイベント「池袋電脳カフェ」のために制作された幻のカセットの復刻である(*1)。これは高橋悠治と藤枝守のマック(*2)を用いたコンピューターシステムの共演で、柴田南雄宅で櫻井卓の手により録音。高橋がマックでコントロールしたサンプリング音源と藤枝が MAX で操作した音響システムおよび FM 音源(*3)が交錯するほぼ意味不明の音塊が収録された。当時のパンフレットに高橋が寄せた言葉「日常のゆらめく時間のなかに暗い電脳空間の半透明な座標軸が陽炎のように見え隠れする」は、彼がサイバーオカルト的なものに憑かれていた可能性を示し、また、当時の取材で「来なかった人も重要。(中略)何かが起こっていたらしい、と後で知る。そのイメージから全然別のものが出てくる可能性がある」と語ったのは予言だったか!?理性が基根をなす現代音楽と怪しい電脳オカルト的世界が交錯したのはごく短い期間であり、本作はその「残してはいけなかったかもしれないもの」を記録した裏歴史資料である。解説は日本の電子音楽の泰斗、川崎弘二。


*1:オリジナル題名は『Computer Café Music』。
*2:植物学者の銅金裕司によると当時のマックは「オカルト的な感じ」が漂い、価格は「軽トラ2台分」だったという(『エコロジカル・プラントロン』解説より)。
*3:後に『プラントロン』インスタレーションでも使用されるシステム。


西武が情報発信企業としての黄金期だった80s-90s初頭、西武美術館と付属のショップ《アールヴィヴァン》は、現代美術と実験音楽の交差点だった。見たこともないディスクが並び、高橋悠治は水牛楽団を、藤枝守はアメリカ純正調楽派のミニコミ『1/1』を、そしてサウンドアート黎明期の作家たちは変な音のカセットを販売していた。エム・レコードが放つ『「電脳カフェ」のための音楽』はそんなオカルト的空間で行われたオカルト的な音楽。メロディどころか始まりも終わりもない抽象的な電子音は、今ならググれば簡単に調べられる。しかし多少敏感な人たちですらそういう拠り所がない当時は、より興味深く、かつウサン臭い眼差しで接していたはずである。その「見てはならぬものを見た」トラウマが、30年経って新しい何かを生み出しているとすれば、仕掛け人たちにとっては望外の喜びだろう。(井部治/OMEGA POINT)


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