入荷♪ スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズ第11弾! 今回は2006年8月15日と2006年8月27日のライブ音源が登場!

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2021.01.22

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スローダウン・レコーズによるメルツバウ・アーカイブ・シリーズは第11弾がスタート!
今回のシリーズでは2006~2007年の音源がリリースされる。

この時期はメルツバウが1999年から試みていたラップトップ・コンピューターのみによるライブを止めて再びアナログ機材を使うようになった時期にあたり、渋谷Mixroofficeでのライブ音源を収録した本作でもEMS SynthiA、アナログ・ノイズ・ペダル、コンピューターが用いられている。シンプルで力強い構成によって使用機材それぞれのサウンドが高密度で味わえる。

『15 August 2006』にはタイトル通り2006年8月15日に京都メトロで行われたライブ音源を収録。EMS Synthi A、アナログ・ノイズ・ペダル、コンピューターを用いた演奏で、ラップトップ期に試みられたグルーヴィーなアプローチを引き継ぎつつ、アナログ機材での反復的な要素を手放した即興が随所に挟まれることで生まれるメリハリが強い魅力となっている。それぞれ長い時間をかけて確立されたアプローチが複数組み合わされているだけあり、圧倒的な充実度を感じさせるパフォーマンス。

『27 August 2006』にはタイトル通り 2006年8月27日に行われた渋谷 Mixrooffice でのライブ音源を収録。この日のイベントは東京のレコードストアである Los Apson? の 12 周年記念として行われ、ライブアクトとしてメルツバウを、DJ に TOHRU TAKAHASHI と MOODMANをブッキングした刺激的なものであった。演奏は同時リリースとなる『15 August 2006』と同様 EMS Synthi A、アナログ・ノイズ・ペダル、コンピューターを用いたもので、激しいノイズサウンドから反復音が牽引する場面へ、そしてそれが切断され更なるノイズの横溢へと展開していくシンプルで力強い構成が印象深い。そしてそのシンプルな構成ゆえに、メタル・デバイスによる歪んだサウンドや、空間をスクラッチするような、または機関銃の乱射を思わせるような触覚性の高い電子音の存在感を高密度で味わえる。

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