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倍速で再生したギターと多重録音によるアルバム「I/o」(1978)を表し、その余りにも独創性に満ちた音楽性で今なお世界的に評価される天才音楽家、新津章夫。その1973~84年に残された膨大な未発表音源を編集、オリジナル・アルバムでは知ることの出来なかった新津章夫の新たな魅力、全て初出となるベスト・アルバムが、CDとLPで公式発売となります。-アキオ・ニイツの音楽はマインドをマッサージしてくれる―ローウェル・ジョージ(リトル・フィート)
名盤「I/o」(1978)制作に至る1973年の最初のギター多重録音から80年代初期の無印良品BGM制作期や「PETSTEP」(1982)、「ウィンター・ワンダーランド」(1985)時のデモに後年に手掛けた環境ビデオのBGMなど、よりアンビエントな迷宮世界を全世界向け仕様でLPに編集。
アキオの音楽が再リリースされることを大変嬉しく思います。私は彼の音楽の大ファンであり、尊敬しています。私のお気に入りは「Petsteps」と「Nest ce Francaise」ですが、実は彼の作品はすべて素晴らしいと思います。
1980年代半ば、バンド「Der Plan」が日本を訪れ、モーリッツ・ライヒェルトが、ドイツでは入手できない日本のレコードをいくつか持ってきてくれました。その中の一枚、アキオ・ニツのレコードが特に気に入りました。
1年後、私が日本を訪れた際、友人にアキオとの連絡を取ってくれないか頼みました。それから、アキオのアパートを訪ねて、私の新しいアルバムに参加しないか聞いてみたんだ。嬉しいことに、彼は「はい」って答えてくれたよ。それから数日後にスタジオで会って、彼は「タクシーで渋谷へ」でいくつかのギターを弾いてくれたんだ。それから1年後、私のアルバム「Demokratie」がリリースされたんだ。そしたら、たくさんの友達が「この珍しいギターは何?」って聞いてきたから、私は誇らしげに「これはアキオ・ニイツだよ」って答えたんだ。
アキオの音楽で私が特に好きなのは、その遊び心のある愛らしさと、彼の珍しいギターの音色なんだ。ヨーロッパのたくさんの人たちに、この音楽を聴いてもらえたらいいな。
-アンドレアス・ドーラウ
先着特典
新津章夫直筆譜面レプリカ両面ポストカード

※特典はなくなり次第終了となります
AKIO NIITSU / 新津章夫
10代初めよりギターを弾き始め、J.S.バッハとジミ・ヘンドリックスを師とし、全ての奏法を極める。1976年、自室にプロ用ミキシング・コンソールを持ち込み、3年半かけ、エンジニアも含め全てをまったく独りで「I/o」(日本フォノグラム1978年)を完成させる。無印良品スタート(1980年)時に店内BGMを共に手掛け細野晴臣をアドバイザーに迎えた「Pet Step」(ジャパンレコード1982年)、「ウィンター・ワンダーランド」(スイッチレーベル1985年)を発表。1980年代半ば、音楽の世界から身を引く。「I/o」がギターマガジン(2017年8月号)「ニッポンの偉大なギター名盤100」に選ばれ、「和レアリック・ディスクガイド」(ele-king books 2019年)に「I/o」と「Pet Step」が取り上げられるなど評価され続けている。「I/o」発売当時、新津章夫は「今にコンピューターで音楽を創る時代になる。そんな時代がやってきた時、ギター1本とわずかな楽器でこんな馬鹿な音楽を創ったヤツがいたって笑ってもらいたいんだよね。でも、その未来のミュージシャンたちにギターと多重録音だけで、このアルバムと同じ音は絶対に作れっこないという自信はあるけどね」と、常々語っていたという。