【予約情報】TALK TALK 英NEW WAVE~SYNTH POPレジェンド、決定盤ベストが発売

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2025.01.27

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■ 1980年代、ニュー・ロマンティックやニュー・ウェーヴが席巻していたUKミュージック・シーンで活躍したシンセ・ポップ・グループ、TALK TALK(トーク・トーク)。81年から91年という10年間に5枚のアルバムを発表し、後のポストロック、オルタナティヴ・ロックに大きな影響を与えたと言われる彼らのヒット曲、代表曲を集めたベスト・アルバムが発売となる。

■ イギリスはロンドンで1981年に結成されたTALK TALK。デビュー当時は同世代のデュラン・デュランと比較されることも多かったという彼らだが、81年から91年という10年間に5枚のアルバムを発表、初期のニュー・ロマンティック・サウンドから作品を発表する事にアンビエントやエクスペリメンタルなポストロック的方向へとサウンドを深化させ、後のポストロック、オルタナティヴ・ロックに大きな影響を与えた。1982年にデヴィッド・ボウイの元エンジニアであり、デュラン・デュランの最初の2作品をプロデュースしたことでも知られるコリン・サーストンがプロデュースを担当したデビュー・アルバム『THE PARTY'S OVER』を発表。全英アルバム・チャートの21位にエントリーした本作はUK国内だけでなく、世界でも注目を集めた。続けて1984年2月にリリースされた『IT'S MY LIFE』は制作する段階でSimon Brennerがバンドを離れたことにより、4人編成から3人編成になったが、そのアルバムからは「Such a Shame」がスイスで1位になったのをはじめ、ヨーロッパ各国のチャートにエントリーを果たしただけでなく、タイトル・トラックでありファースト・シングルとしてリリースされた「It's My Life」がアメリカのBillboard のHot Dance Club Playチャートで1位、HOT100シングル・チャートでもTOP40入りを果たした他、ヨーロッパ各地のチャートを賑わせ、イギリスではプラチナ・シングルにも認定される大ヒットとなった。アルバムのプロデュースは『IT'S MY LIFE』以降バンドの解散までTim Friese-Greeneが担当していた。

■ 当時シーンを席巻していた数々のニュー・ロマンティックやニュー・ウェーヴ・グループに比べるとその活躍は決して派手なものではなかったかも知れないが、彼らが残した音楽は後の世代に大きな影響を与え、RadioheadやBlur、Elbow、St. Vincentらのアーティストが彼らのファンだったと語っている。さらに90年代以降、彼らの楽曲はGigabyteやScannerといったユーロダンス・グループにカヴァーされた他、2003年にはNo Doubtが「It's My Life」をカヴァーして米Billboard Hot100の10位、全英シングル・チャートのTOP20に入る大ヒットに。彼らのサウンドが時代を超えたエヴァーグリーンなものだと証明した。

■ 本ベスト・アルバムには「It’s My Life」、「Such A Shame」などは勿論、TALK TALKのヒット曲、代表曲を収録した本作は、彼らの残したレガシーを今日まで伝える、リアルタイム世代には懐かしく、若い世代には新鮮なサウンドに聴こえる1枚となるに違いない。

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