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美術家デヴィッド・コナーンがキュレートした「スキーマ*隙間」と題された展覧会の一環として行われたティム・ホジキンスンとユミ・ハラの初共演デュオ・ライヴを収録した'17年Live盤がデジパック仕様で登場!この展覧会は3組の日本人美術家と英国人美術家をペアとして対話させ、お互いの作品を選んで展示し、日本と英国の美意識の共通点と相違点に迫るという企画であった。ティムとユミはその企画に音楽家としてどう迫るかをギャラリーの構造も考えに入れて検討した結果、前半は展示作品に対する奉納として、ケネス・ディングウォールの作品「RYB II」に向かって、観客には背を向けた態勢で、テーブルに置けるものを座って演奏、後半は立ち上がって観客に向かい、手に持てるものだけ(と声)で演奏、ということになった。後半でユミが歌った歌詞は自作の「災後の子守歌」(日本語、ユミ・ハラのソロ、ステートメント・ヒールズ収録)、クリス・カトラー作の「LATIFUNDIA」(英語、ユミ・ハラ&ガイ・ハリーズのWheels within Wheels収録)と「E=MC2」(英語、アルトー・ビーツのLOGOS収録)であるがメロディーは全く異なる。ユミとクリス・カトラーの共演では一定のビートに対して徹底的にリズムバリエーションを作り、ビートに合わせながら対抗するポリリズムを紡いでいったり、瞬間的に拍子やテンポを変えていったりするというのが特徴であるが、ユミとティム・ホジキンスンのデュオでは同様なことがハーモニーや旋律で起こるのである、すなわちお互いの音程に対してあらゆる協和と不協和の可能性を探求し、突然のキーチェンジが起こるのであるが、音楽的な必然性を伴っているので決して単なるカオスには終わらない。
【Digipack仕様】
TIM HODGKINSON & YUMI HARA / ティム・ホジキンスン・アンド・ユミ・ハラ