デイヴ・カートライトは50年代から地元のロックン・ロール・バンド(ザ・クロスファイヤーズ、ザ・クリッパーズ)などで音楽活動を開始。その後英国中を席巻したフォーク・ブームに乗り、フォーク・クラブ・サーキットでの活動するようになり、1970年にTRANSATLANTICと契約を結びます。本作は彼が同レーベルよりリリースしたファーストからサード・アルバムにあたる3作品『A Little Bit Of Glory』(1972年)『Back to the Garden』(1973年)『Don't Let Your Family Down 』(1974年)を2CDに収録したお買い得仕様となります。しかも全作品世界初CD化です。同郷のSSW、クリフォード・T・ウォードや、コリン・ブランストーン、初期のエルトン・ジョンあたりにも通じる人懐こいメロディが聴けるフォーキー・チューンと、リンディスファーンのように軽快で適度なファンキーさを湛えた田舎ロックが同居する、本当に良いSSWなのです。オリジナルLPは決してレア盤の類ではありませんが、未聴の方はこの機会に是非知って頂きたい才能です。
