どちらのバンドが最も「西洋的」なサウンドを持っているものの、多くのファンがより好んだのはHE5とHE6でした。彼らのディスコグラフィーを見ればその理由がよくわかる・・・"In-A-Gadda-Da-Vida"のような「聴きどころ」のサイケデリック・トラックに加えて、スライ&ザ・ファミリー・ストーンやジャクソン・ファイブ、さらには"Aquarius"や2Let the Sunshine In"のようなミュージカル<ヘアー>のお気に入りの曲もカバーしており(おそらく5th Dimensionのヴァージョンを参考にしたものと思われます)。そうすることで、HE6は彼ら自身の独特の音楽的感覚をトラックに吹き込むことができ、個人的にもアンサンブル的にも、彼らの西洋の同世代の音楽家たちに匹敵するレベルの音楽性を持つことができたというわけです。