2003年、ニューオーリンズ・ジャズ&ヘリテッジ・フェスティヴァルでのギグをきっかけに結成されたDUMPSTAPHUNKは、ネヴィル・ファミリーのグルーヴを受け継ぎながらも、そこにR&Bやスワンぷ・ポップ、ブルースにロックなど様々な要素を混ぜ合わせ、伝統と新たなものがミックスされたヘヴィーでグルーヴィなファンク・サウンドを作り出している。「先が見えないのは、時として不安だ」ニュー・アルバムについてアイヴァンはそう切り出した。「でもそれに乗っかるしかない時だってある。この国は今分岐点に差し掛かっていて、変わらなきゃいけない部分もあるのさ」実際新作『WHERE DO WE GO FROM HERE』は、現代社会を見つめたテーマの楽曲とダンス・ファンク・ナンバーが絶妙なバランスで配置されたアルバムとなっている。「新曲を聞いた人たちが、ダンスしながら、何等かの考えるきっかけを見つけてほしいと思っている」そうアイヴァンが語る。アルバムに先行してリリースされた、Chali 2naとTrombone Shortyをフィーチャーした「Justice 2020」や、タイトル・トラック「Where Do We Go From Here」を聞けば、彼が言わんとしていることが伝わってくるに違いない。