しかも今回はThom YorkeやJulian Casablancas(The Strokes)らの作品で知られるMastering Engineer=Tim Debneyを起用するという熱の入れよう。今回も前作同様、J Dilla『Donuts』的なショートトラック20曲を収めたアルバムであるが、『1曲1曲で感じられる際立った輪郭と音の拡がり』、それによっての『曲のグレード感のUp』は今作の方が上であろう。バウンシーなビートとコズミックなウワモノによるトラックにBustaのフレーズを被せることで、のけぞる程のGroovyトラックとなった「Star Trekking」、メロディアスな鍵盤と絶妙なループ感が流石の「Chant & Bounce」。そして無骨なドラムの進行に妖艶なギターリフとコーラス、更にはQ-Tipのバースも絡んでくる「Low On The > Treble」や、メロディアスなピアノの流布が丸みを帯びたドラムと共に展開するエッセンシャル Jazz Hip Hopな「In Paradise」。更にはどこかSlum Village『Fall In > Love』を思わせるドラムワークと可憐なリフレイン、メロウなギターも心地よい「Its Time」などなど、今回もHip Hop/Nu Soul/Jazzファンにもオススメ!!そして2枚買いもありだと思います!!
