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彼女の80年代ブラコン的才能を開花させたノーマン・コナーズのプロデュースによるモータウン原盤の82年作が世界初CD化!
夫であるダグ・カーンのバンドへ参加。その後、アース・ウィンド&ファイアへのバック・シンガーなどに参加し、ノーマン・コナーズと運命の出会いを果たす。ノーマンのアルバムでシンガーとして名を上げた彼女が、かのフィラデルフィア・インターナショナルからソロ・デビューを果たしたのが77年。そこでソウル・シンガーとしての地位を確立した。そしてこのアルバムである。前述フィリーからアルバム4枚をリリースした後、モータウンへ移籍しての第一弾アルバム。80年代の彼女を決定付けた名作であります。
当時のノーマン・コナーズといえば自身名義のアルバム『TAKE IT TO THE LIMIT』や『MR.C』(先頃、英EXPANSIONよりCD化)で、ソウルフルなシンガーを抜擢、80sブラコン~アーバン・サウンドの名曲を次々と生み出していた絶頂期。そんな彼が70年代からの縁でまた共演するとは。もうこの裏事情だけで泪モンですが、内容の方も泪モン。ダンサンブルなナンバーで構成された前半は、彼女のパワフルで伸びのある歌声を活かし、スロウ~ミディアムで構成された後半では懐の深い歌声を聴かせてくれる。
ハロルド・メルヴィン&ザ・ブルー・ノーツ(テディペン!)のカヴァー「If You Don't Know Me By Now」には、バック・ヴォーカルにあのモータウンの看板グループ、テンプテーションズが参加とは!バックも完璧。当時のノーマン・コナーズ人脈のとおりスターシップ・オーケストラ、ジェイムス・ギャドソン(ds)、デヴィッド・T.・ウォーカー(g)、ネイザン・イースト(b)らが参加。80sが再評価されている今だからこそ知ることができた、隠れた80sソウル名作であります。
【黒汁通信ISSUE 052 2010年8月号掲載商品】
長州が「かませ犬」というフレーズを放った1982年、モータウンから派手なプロモーションでリリースされたジーン・カーンの『TRUST ME』。日本ではBLACK JAZZ、PIRの印象が強く、この『TRUST ME』あまり話題になってなかった。しかし、トピックはブルーノーツの「If You Don't Know Me By Now」のカヴァー。テンプスをバックコーラスに豪華な仕上がり。相変わらずノーマン・コナーズとその周辺のプレイヤーも協力参加!故に納得のスムース且つアーバン・クオリティー。しかしジャケット写真の金曜8時の古館の実況に紹介される花束嬢の様な感じ風貌の80sッぷりは◎。そう、誰でも平等に80s。そんな感じ。
(渋谷ジャズ/レアグルーヴ館 宍戸和也)
JEAN CARN / ジーン・カーン