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掛け値なしの伝説の名盤がついに紙ジャケットでCD化! カリブ海の島国バハマ出身で、マイアミを拠点に活動していたファンク・バンド、ビギニング・オブ・ジ・エンドの76年制作のセカンド・アルバム。
ファースト・アルバム同様、マイアミのインディ・レーベルALSTONからリリース、リード・ボーカル兼オルガン奏者のラファエル・マニングスを中心としたマニングス・ファミリーによって結成されたバンドなのですが、なによりもまずあの名曲「ファンキー・ナッソー」でおなじみ。このアルバムは、その抜群に洗練されたサウンド・スタイルで、「ファンキー・・・」収録のファーストよりもアルバムとしては高く評価されており、実際このレコードのオリジナル盤は、海外のオークションなどでは10万円近い驚異的なプレミアがつけられている。パワーフルなボーカル、骨太で強靭なグルーヴを作り出す演奏、美しくも切ない楽曲、都会的なアレンジ、その全てが素晴らしい、まさに奇跡のようなアルバム。
どちらかというと泥臭いファンク・バンドであった彼らをここまで変身させたのは、プロデューサー/アレンジャー/コンポーザーとして参加したテディ・ランダッツォの手腕によるところが大きく、収録された9曲全曲が非の打ち所の無い楽曲ばかり、特に名高いのは、1曲目の「Super Woman」、4曲目の「I've Got The News」、6曲目の「That's What I Get」、そして8曲目の「Jump In The Water」の4つのダンス・チューン。オープニング・トラックの「Super・・・」の洗練されたホーン・セクションなどのアレンジの見事さは、70年代のファンク全体を見渡しても群を抜いている。その他にもカリビアン風味の3曲目と9曲目、AOR風のミッド・チューンの2曲目と7曲目、ラグタイム風の5曲目と、アルバム全体のバリエーションの付け方・曲の並びも完璧。圧倒的なクオリティを誇るファンク・ミュージックの本物の名作が、紙ジャケットと新たなマスタリングで再び登場。
BEGINNING OF THE END / ビギニング・オブ・ジ・エンド
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