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NJS創世記の大名曲「Just Got Paid」をフィーチャーしたジョニー・ケンプ88年作が、4曲のボーナスを追加したエクスパンデット・エディションでリリース。
今年に入り、更に活発な動きを見せてくれているFUNKY TOWN GROOVES。今回はまたしても新レーベルとなる『NEW SKOOL SOUNDS』から、ジョニー・ケンプの88年セカンドに4曲を加えたエクスパンデット・エディションとしてリリース決定です。テディ・ライリーやアーロン・ホールをバック・コーラスとして迎えている「Just Got Paid」を目玉とし、マーヴィン・ゲイのカバーなど話題性も充分。その他の曲も粒が揃った好盤として評価を得ているアルバムですが久々のリイシューと言うこともあり、話題を呼びそうな今回の『NEW SKOOL SOUNDS』第一弾のリリースです。
ファーストに引き続いて、カシーフがエグゼクティヴ・プロデューサーとしてクレジット。が、やはり飛びぬけた存在は「Just Got Paid」に他ありません。NJS創世記の名曲としてキース・スウェットのナンバーらと共に名前が挙がることの多い曲ですが、最近一部コンピレーションを中心にジワジワとキテいるNJS。ここは注目しなければいけないでしょう。他収録に目を向けると、ハネたビートが新鮮なマーヴィン・メドレーや、やや中途半端なイメージの「Dancin' With Myself」などのミディアム~アップよりは、スロウ系の充実に注目したいところ。「One Thing Led To Another」「My Only Want Is You」「Feeling Without Touching」など、ポピュラリティ溢れる魅力のスロウとして文句なしに推薦できるナンバーです。新機軸『NEW SKOOL SOUNDS』第一弾として選ばれるにふさわしい内容を伴ったこのアルバム。ブラック・ミュージックがまた新しい方向に舵を切り始めた、88年の輝かしい記録の一枚です。
JOHNNY KEMP / ジョニー・ケンプ