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■アルゼンチン音楽手帖掲載品■
変拍子や不協和音を多用し、複雑な構成を持つ冒頭の「Señorita」。ジャズやプログレッシヴ・ロックをクロスオーヴァーしたフォルクローレ。というとなんだか難しそうだが、なぜか後味はオーガニックで爽やか。6弦ベースをブリブリと弾きこなすウィリー・ゴンサレスが、これまで様々な編成で追究してきたジャンルの融合は、本作で大きく実を結んだといえる。ギターのペペ・ルナ、アコーディオンのエルナン・クレスポ、パーカッションのマリオ・グッソという強者を率いて隙のないアンサンブルを組み立てるが、アフロ・ペルー音楽のフェスティーホを大胆に取り入れた「Papá Blanco」や、ミカエラ・ビータの可憐な歌が聴ける「Yasy Yateré」などで起伏を作る。メランコリックな「Agua」にホロッとさせられるところも、本作を名盤にしている理由。
(栗本 斉:アルゼンチン音楽手帖より)
WILLY GONZALEZ / ウィリー・ゴンサレス