モータウンのおもいで

  • SOUL/BLUES/GOSPEL
  • SOUL/RARE GROOVE

2019.12.06

  • LINE

  • メール
STEVIE WONDER  /  FULFILLINGNESS' FIRST FINALE






Selected by 駒木野 稔(Kissing Fish Records)

今回のお題、MOTOWNの私的ベスト盤を選定。

これは自分にとっては世界最高峰のサッカー選手は“メッシ”、愛するチームは“FC東京”並みに当たり前で、71年の音楽史上不朽の名作と謳われる「愛のゆくえ」(なぜ邦題?w)ですが、、
今回は音楽好きな友達同士の間で一度は話題になったであろう『一番好きなスティービーのアルバムは?』で選出させていただいた。

この盤、スティービー黄金の3部作の最後を締めくくる... などと記しておけば聞こえはいいが、そんなことは正直どうでもいい。
私がなぜこれが好きかというと、単純に曲がいいから!最初から最後までホント良い曲しか入ってないっす。

ティーンエイジャーの頃、冒頭『Smile Please』のサビ「ボ~ン♪ ボ~ン ボ~ン ビニ本(裏ぁぁ!!)( ;∀;)」を初めて耳にした時から、心の第1位が覆ることはないのだ。



THE TEMPTATIONS /  SPECIAL






Selected by NAOYA FUJITA (営業部/R&Bバイヤー)

R&Bバイヤーになる前に関内にあったソウルバーで修業をしている頃、別の店で息抜きしたくなったので石川町駅前にあるソウル・バー"MOTOWN"の気さくなマスターに会いに行った。

周りにラブホテル街も近いためいつもはムーディーなカップルなども多く、繁盛店で中々マスターと2人きりになる事はない店だがその日に限っては深夜に俺と知り合いとマスターだけになった日だった。

何故だか忘れたが"BY ALL MEANS"とブラコンの話になり、"STAN SHEPPARD"の外仕事で最高傑作と個人的にも思っている"TEMPTATIONS"の"SPECIAL"をマスターにリクエスト。

マスターは『俺のそんな好きな曲リクエストしちゃって良いの?』と言いながら薔薇のジャケット"SPECIAL"のアナログ盤をかけてくれた。

これがまたセクシーでバーに似合う事....。

マスターはよほど好きだったのか、グラスを拭きながら終始ご機嫌で口笛なんか吹いちゃって。

"MOTOWN"と聞くとやっぱりこの1枚を思い出してしまう。



JACKSON 5 / THIRD ALBUM






Selected by フジワラ(SOUL/BLUES営業部)

MOTOWNの魅力の1つはバックを務めるスタジオ・ミュージシャンだと思うが、やはり何といってもジェームス・ジェマーソンが与えた影響は計り知れないだろう。

彼の名演を挙げれば枚挙に暇がないが、個人的にはJAKSON 5の『THIRD ALBUM』最終曲の「Darling Dear」は、言わずもがなジェマーソンのベースを堪能できる名曲。
聴くたびにグルーヴィーなベースラインや絶妙な間(ま)にグッときてしまう。



FINIS HENDERSON / FINIS






Selected by halladino taizo

どうしてこのアルバムを知ったのか記憶はないが、どこかのハードオフだったと思う。学生の頃でまだソウルも聴きたて。なにから聴けばいいのかもどんなミュージシャンがいいのかもわからず友人とレコ屋やリサイクルショップをめぐりにめぐってレコードを掘りまくってた日々。あまりにも買い過ぎてダサいジャケットに気づきもしなかった。

ふと部屋でこのレコードみつけ、何の気なしに針を落としてみる。一発でやられましたね。あとはもうネットで色々調べて、FINIS HENDERSONがどういう人物かとか、このアルバムのこととか、いろいろ調べてって感じです。

"SKIP TO MY LOU"や"MAKING LOVE"をかけるとAOR全盛期に青春時代を過ごした兄さん姉さんたちがヒーヒー言ってくれて、こちらもヒーヒーしてます。

それから今考えると乙なメンツで"VINA DEL MAR"をサンプリングして曲を作ろうとしたこともあった。結局陽の目をみることはなかったがあのセッションは楽しかった。

作詞・作曲STEVIE WONDERの"CRUSH ON YOU"も最高だ。サビでたたみ掛けてきて、もう一回そのメロディ聴きたいのにその一回だけって、そういうとこもいいですね。

AL McKayのプロデュースでとか、STEVE LUKATHERが参加とか、そういうことを気にする前に出会えたというのも個人的にはよかったりして。

でもとにかく、このアルバムの一番の魅力はジャケットのダサさなのであーる。



STEVIE WONDER / INNER VISIONS





Selected by Takashi Yamamoto (JazzPerspective)

クルマの免許を取得したのが高校卒業してすぐだったから18歳頃か、あるいは19歳頃か。予備校にも行かないでフラフラとドライブばかりを楽しんでいた。

山下達郎の『ゴー・アヘッド』をカセットテープ(!)で鳴らしていた。「潮騒」を聴くためによく能登へと向かった。
既に、チャーリー・ミンガスの『ライトナウ』などというやかましいジャズも流していたんだけど、ドライブ向きではなかった。

そこで発掘したのがこれだった。

夏空に素晴らしく映えた。特に「ゴールデン・レディ」と夏のドライブはピタリときた。で、確かこれもカセットだった。



DIANA ROSS & MARVIN GAYE / DIANA & MARVIN





Selected by 西川哲朗(営業部/JAZZ)

モータウンのアルバムとしては最初に聴いた作品です。
その当時の感動は何と表現すればよいでしょうか、まるで「ビートルズを初めて聴いた時のような幸福感」に近いものがありました。
絶頂期のレーベル看板二大スターのデュオ作品。スタイリスティックスの「ユー・アー・マイ・エヴリシング」、「ストップ、ルック、リッスン」含め名曲揃いで永遠に聴き継がれる作品ですね。

スウィートな歌声が魅力的です。マーヴィン・ゲイは他にもタミー・テレルとのデュオ作品などもお薦めです。



SMOKEY ROBINSON / BABY COME CLOSE





Selected by 小山雄規

モータウンのおもいで特に思いつかないんです...。
人それぞれってことで何卒許していただきたいのですが、個人的にモータウンのサウンドってそんなにピンとこなくて、
熱心に聴いてこなかったんです。

なので、わたしはおもいでというよりモータウンの超好きな曲をひとつ。
(TAMLAだけど)

歌詞が18禁じゃね?ってくらいベッド・ソングで曲も超甘い。濃縮甘茶って感じです。

このファルセットと演奏たまらないっすよね。

73年のアルバム『SMOKEY』(地球の写真のやつ)の最後に入っているんですが、
これは是非でもシングルで聴いてください。身体への染み込みが20倍くらい増します。
あんまり見かけませんが、値段も非常にお手頃です。

独身ひとり暮らしの30過ぎた男がこのシングルを夜な夜なにコロムビアのポータブルで再生しているんですよ。

これが俺にとってのソウルなんです。



TAMMI TERRELL / IRRESISTIBLE TAMMI TERRELL






Selected by 花島毅


ベストはこちら、中身というよりはジャケット(裏ジャケのタミがこれ又チャーミング!)を初めて見た時のインパクトが強烈でした。

俺はアルバムを1枚通して聴けない堪え性のない男ですから、基本はシングル重視ですがこれだけは別。

久しぶりに曲名を見て口ずさむことが出来たのは、オリジナル曲では"Come On And See Me"だけだったけど、やっぱりアルバムで持っておきたいと思わせる何かがある。俺にとっては未だにイレジスタブルな存在と言える1枚です。