DJ daddykayのKeep On Spinnin' VOL.10 『LOVELL / REAL R&B RETURNS』

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2016.06.15

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Artist: LOVELL
Title: REAL R&B RETURNS

ティーンズの頃、ワシントンD.C.でトランペッター&歌手としてその音楽キャリアをスタートさせたというラヴェル・ブルックス。アーティスト名をラヴェルとしてリリースしたファースト・ソロ・アルバム『Real R&B Returns』をご紹介します。

全曲のコンポーズはラヴェル自身、プロデュースは一曲を除きマイケル・アンダーソンという布陣で挑んだこのアルバム、まずはタイトル・チューンTK-1.「Real R&B Returns」からスタート。いきなりトランペットと生ドラムから始まるミッド・チューンはオールドスクールな雰囲気を自らのホーンでアピールしてるのかぁ?と思いきや、トランペットをプレイしているのはジェイ・スモールなる人物のよう。

ドラムスはテリー・ウイリアムス。タイトルの割には2000年代の匂いもチラホラ。もうちょっとベッタリ70's風のアレンジでもよかったかなあと思います。bpm79。TK-2.「Baby Hi」はシングルとなったナンバーで、ジャズクラブなんかでのライブ演奏がハマりそうな洒落た一曲。テナーからファルセット、コーラスの多重録音と、彼の器用さが際立ってます。bpm84。TK-3.「Please Don't Leave」はバックのエレピが気持ちいい小品。bpm81。

オーソドックスなミッド~スロウ作品が続き、TK-7.「Hey Lady」でやっと来ました、踊れるスムースなナンバー。DJ的には後半でビートとベースにラップが乗っかるところで次の曲に繋ぐとカッコイイかも。bpm102。TK-8.「Dream Weaver」は哀愁感漂うイントロのギターが印象的。歌い出しの一声はキース・スウェットを連想させます。bpm91。 TK-11.「Helta Skelta」は昼間のカフェで聴きたい気持ち良い曲。bpm90。

TK-12.「Groove With You」、これもTK-7.と並んでアルバムの中でキラリと光る爽やかなミッド・ダンサー。オトナの男女が曲に身を任せてユッタリと踊る光景が目に浮かびます。この曲だけプロデュースはロナルド・リー・ワードJr.が担当。bpm93。TK-13.「Storm B4 The Calm」ではイントロの雨と雷の擬音に後半では語りも飛び出す、オールド・ソウル・ファンもちょっとニヤリなスロウ曲。bpm58。

次があるなら自身のトランペットをもっとフィーチャーした曲を聴いてみたいなぁ。



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DJ daddykay

Soul、R&B、Hip Hopの魅力にどっぷりとハマって以来約三十数年黒音を聴き、届けてきたヴェテランDJ。
そのDJスタイルはMaster Mixを基本としたオールドスクールライクなPLAYながらも、新譜の動向やトレンドのFLAVORにも敏感で、音楽への愛情とGROOVE感に満ちたPLAYにはファンも多い。

西麻布CHIC、横浜麦田Sugar Shack、西麻布SSB、調布Cobra Freak、千駄木GROOVE、横浜LUTHER、新宿NEO Masquerade、亀戸Charlie等
数多くのSOUL BAR、CLUBでPLAYの経験を持ち、The Beats, Mo' Better Groove, New Jack Revengers, Buddy等のイヴェントでも活躍。MIX CDでも全国的に多くのファンを持つ、生粋のBLACK MUSIC LOVERである。


●DJ daddykay マンスリースケジュール

第一土曜日 横浜 LUTHER
第二木曜日 新宿 カブキラウンジ (the beats annex)
第二土曜日 亀戸 Charlie
第三金曜日 新宿 NEO Masquerade (Mo' Better Beats)
第三土曜日 千駄木 GROOVE
第四金曜日 喜多見 Mirror Ball
第四土曜日 亀戸 Charlie