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10年間封印されていた超過激演奏がCD化
交響曲第7番は近衞版準拠による稀少演奏
■制作者より
今から10年前、GS-2001として発売を予告したこの演奏は、突如指揮者から「あまりにも過激な演奏で、世に出すべきものではない」と待ったがかかり、中止となりました。そのため、年に何回かはファンから問い合わせがあり、その都度指揮者と交渉をしましたが、許諾は得られませんでした。しかし、2010年10月、事態は急変、晴れて世に出すことが可能になりました。つまり、指揮者の説得に10年近くかかったことになります。
宇野功芳(指揮)のベートーヴェン第7はこれまでに新星日本交響楽団(1997年、キングレコード KICC-237)、アンサンブルSAKURA(1999年、URFC-0001/プライヴェート盤)の2種類ありますが、全体の解釈は回を重ねるごとに軌道修正がなされています。しかし、このディスクの演奏は第1回目の指揮のためか、やりたいことをすべて行った演奏で、その衝撃度は破格です。また、特筆されるのは日本の指揮界の発展に大きく寄与した近衞秀麿(1898-1973)が編曲した版に準拠していることです。この版には管楽器ではピッコロやコントラ・ファゴットが加わり、ホルンは6本に増強されています。また、弦楽器は特に内声部がより厚みのある響きを得るように改変されていますが、ティンパニなど原典から著しく遠いと思われる箇所は原典に戻してあります。従って、全体の響きの印象としてはマーラー版によるシューマンの交響曲全集に近く、著しく違和感を感ずることはないでしょう。なお、「コリオラン」序曲は全くの原典通りです。
ボーナス・トラックには本番直前に行われた通しリハーサルを入れました。
■解説書の内容
演奏会当日のプログラムに掲載された宇野功芳の「指揮者のひとりごと」を転載します。(以上、平林直哉)
※おことわり
日本大学管弦楽団は、同大学芸術学部とは全く無関係のアマチュアの団体で、技術的にはつたない箇所が多々あります。
(資料提供:キングインターナショナル)
【収録内容】
ベートーヴェン:
1. 序曲「コリオラン」OP.62
2. 交響曲第7番イ長調 OP.92(近衞秀麿版準拠)
<ボーナス・トラック/最終リハーサルより>
3. 交響曲第7番より第1楽章
4. 序曲「コリオラン」
【演奏者】
宇野功芳(指揮) 日本大学管弦楽団
【録音】
1983年6月21日 新宿文化センター [1,2]
1983年6月19日 日本大学文理学部大講堂 [3,4]
KOHO UNO / 宇野功芳
日本の音楽評論家、指揮者 (1931-2016)